バッテリー各社1Q成績は明暗分かれる…サムスンは2倍アップ、SKは赤字継続

LGエナジーソリューション、SKオン、サムスンSDIの韓国国内バッテリー3社の第1四半期の業績が明暗の分かれる結果となる見通しだ。サムスンSDIは国内外の様々な悪材料の中でも営業利益の2倍増加が予想された。一方、SKオンは赤字続きで苦戦を強いられたようだ。すでに暫定業績を発表したLGエナジーソリューションは、営業利益の減少にもかかわらず善戦したという分析だ。韓国メディア「新亞日報」が報じた。(写真:Kバッテリー各社ロゴ)

10日、証券街ならびにバッテリー業界によると、LGエナジーソリューションの今年第1四半期の営業利益は前年同期比24.1%減少した。SKオンは営業損失を、サムスンSDIは116%増加する見通しだ。

今月8日に暫定業績を公示したLGエナジーソリューションは、第1四半期の売上4兆3423億ウォン(約4389億円)、営業利益2589億ウォン(約262億円)を記録した。前年同期比売上は2.1%増加したが、営業利益は24.1%減少した。反対に前期比では売上が2.2%減、営業利益は242%増となった。

しかし、LGエナジーソリューションは市場の予想を上回る成績表を受けたと評価されている。証券街ではグローバルリスクによる理由から、最悪の場合、1454億ウォン(約147億円)程度の営業利益を見込んでいた。LGエナジーソリューションは、円筒形バッテリーに対するパートナー会社の需要増加を収益防御の主要要因に挙げた。また、主要原材料価格をバッテリーの販売価格に連動させる方式で価格急騰に備えてきたというのがLGエナジーソリューション側の説明だ。

サムスンSDIは、第1四半期の収益性強化に成功するものと見られる。金融情報会社のエフアンドガイドは、サムスンSDIの第1四半期予想売上が前年同期比28%増の3兆7854億ウォン(約3826億円)を、営業利益は116%増の2884億ウォン(約292億円)を予想した。

証券街では昨年第3四半期に量産を開始したサムスンSDI次世代バッテリー「ジェン(gen)5」が各種電気自動車(EV)に搭載され、製品需要の拡大を牽引したという分析だ。また、小型バッテリー部門での安定的な供給と電動工具用円形バッテリー事業の好調で収益性を牽引したと予想した。電子材料部門ではハイエンドテレビと偏光フィルムの売上増加が続いた。

一方、SKオンは不振が予想される。エフアンドガイドによると、SKオンの第1四半期予想営業損失は1781億ウォン(約180億円)規模だ。前年同期比連続赤字だ。ただ、昨年第4四半期に記録した営業損失3198億ウォン(約323億円)対比赤字幅は減るものとみられる。SKオンは現在、バッテリー3社のうち唯一赤字を記録している。

しかし、証券業界ではSKオンの第1四半期予想売上は約1兆2000億ウォン(約1213億円)規模で、受注量の増加と海外生産基地の稼動などに支えられ、四半期最大値を更新するものと予想した。グローバル新規工場の商業化を通じて売上は増加したものの、初期投資費用などで営業赤字が続いている状況だ。

SKオンの関係者は、「現在、短期的には赤字を記録しているが、これは海外工場敷地建設に伴う投資費用増加に伴う費用だ」とし、「今はインフラ整備の時期だ」と説明した。SKイノベーションのキム・ジュン副会長は今年3月に開かれた定期株主総会で、「バッテリー事業の黒字転換時点は四半期基準では今年第4四半期、年間では来年以降になるだろう」と見通した。

一方、バッテリー業界の下半期業績は上昇曲線が予想される。バッテリー業界のある関係者は、「地政学的リスクをはじめ、下半期の収益性悪化要素が緩和され、本格的な収益性改善が行われるだろう」と見込んだ。

参考記事:完成車の生産支障に原価負担増まで…第1四半期冴えなかった「Kバッテリー」
参考記事:韓国バッテリーメーカー3社、欧州でEVキャパを拡大…中国・EU牽制「早足」
参考記事:スーパーサイクル突入の米バッテリー市場…「Kバッテリー」が中核担う

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