サムスンがサイズを大きくし、強力なカメラ性能を誇るセンサーをもう一つ作り、関心が集まっている。
米ITメディアのサムモバイルは現地時間4月22日、サムスンが巨大なアイソセル(ISOCELL)カメラセンサーの「アイソセルGNV」を開発したと伝えた。韓国メディア「betanews」が報じた。(写真:カメラセンサーイメージ=サムモバイル)
サムスンは、世界で2番目に大きいモバイルカメラセンサーメーカーで、現在、世界で販売されている大半のスマートフォンが、サムスンカメラセンサーを使って発売される。
サムスンはこの数年間、アイソセルGN1やアイソセルGN2をはじめ、さまざまな大型カメラセンサーを製作した。
今回、サムスンが開発したアイソセルGNVイメージセンサーは、中国のVIVOフォン向けで1/1.3インチサイズの大きなイメージセンサー領域が特徴だ。
イメージセンサー領域が大きければ、外部からより多くの光を受け入れ、より鮮明なイメージを作ることができる。
特に光量の足りない室内や夜間写真撮影の際、面積の大きいイメージセンサーを使えば、はるかに立派な写真の結果を得ることができ、多くのスマートフォンメーカーが欲しがる部品の一つだ。
今回開発されたアイソセルGNVセンサーは、従来発売されたアイソセルGN1、GN2およびGN5と類似した5,000万画素センサーである可能性が高く、アイソセルGN1から機能面で若干の変更しかないという。
このセンサーを採用するモデルである「VIVO X80プロ+」で基本カメラの役割を果たし、ジンバルのような強力な手ブレ防止機能を備えたOISシステムが特徴である。
ちなみに、「VIVO X80プロ+」は、アイソセルGNVイメージセンサーはもとより、ソニーIMXセンサーを採用し、4800万/5000万画素超広角カメラ、2倍光学ズームおよびOISを支援する800万画素望遠カメラなどが内蔵される見通しだ。
基本カメラを通じた8K動画録画、他のカメラでは4K 60Hz動画録画、全面セルフィーカメラは4400万画素を支援する。
参考記事:GalaxyS22、来年2月発売へ…エクシノスAPは採用されない可能性も
参考記事:韓国テスナ、APやCISテストのアウトソーシング企業として成長期待
参考記事:サムスン電子、2025年までに5億7600万画素イメージセンサーを開発