ソウル半導体、ウクライナ戦争長期化によるIT需要の減少を受け1Q赤字計上

ソウル半導体がロシア-ウクライナ衝突事態の長期化と中国法人など工場生産支障、IT需要急減により第1四半期不振の業績を受けた。売上は期待値に比べて下回っており、収益性の面でも2四半期連続赤字を記録した。韓国メディア「digitaltoday」が報じた。(写真:ソウル半導体ロゴ)

ソウル半導体は10日、連結基準で第1四半期の売上2845億ウォン(約290億円)、営業損失70億ウォン(約7億円)を記録したと明らかにした。売上は前期比9%、前年同期比8%下落し、営業利益は2四半期連続赤字だ。

第1四半期の業績不振の要因としては、ロシア・ウクライナ事態の長期化など対外的な不確実性が増加したことが挙げられる。戦争の長期化で景気低迷が続き需要が減り、中国、ベトナム法人がCOVID-19で生産に支障が生じた。この他にもIT部門の前方産業がオフシーズンである影響に加えてCOVID-19緩和に伴う特需下落の影響も受けた。

ソウル半導体は第2四半期の売上ガイダンスを前四半期より最大15%上減少した3100億~3300億ウォンを提示し肯定的な予測を出した。ディスプレイ前方産業の需要不確実性は年末まで続くと見られるが、自動車部門の業績で改善を成し遂げられるという予想だ。主力のIT部門もテレビ用ミニLED顧客数の拡大が予想され、第2四半期から反騰するだろうと期待した。

中長期的な観点からも多数保有している第2世代LED特許基盤で業績改善が予想されると明らかにした。

ソウル半導体は照明部門で自然光サンライク、自動車部門で知能型ヘッドランプ用光源ワイカップ(WICOP)ADB(Adaptive Driving Beam)、IT部門CdO蛍光剤などの特許を多数保有している。さらに、COVID-19以降浮上する殺菌用照明UV LEDバイオレットなど、第2世代LED技術で顧客多角化と事業領域を拡大し、持続的な売上成長の根幹にするという戦略を打ち出した。

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