サムスンのNeoQLED 8Kテレビ、英国メディア各社が「最高の画質」と高評価

サムスン電子の2022年型「NeoQLED8K」が英国有名テックメディアから相次いで好評を得ている。

IT専門メディアのT3はサムスンNeoQLED8K「QN900B」製品に対して最高点である5点を付与した。このメディアはQN900Bが「卓越したAI基盤イメージプロセッシングを通じて最高水準の画質を誇る8Kテレビ」と評価し「特に14ビットコントラストマッピング技術を通じて明暗比を高めブラック表現が精巧で、光の広がりを最小化して暗い画面でも精密な表現が可能だ」と強調した。韓国メディア「大韓経済」が報じた。(写真:2022年型NeoQLED 8Kテレビイメージ=サムスン電子)
https://www.dnews.co.kr/uhtml/view.jsp?idxno=202207050926093150581

また「この製品に採用されているインフィニティスクリーンはベゼルがゼロに近く没入感に優れ、スタンドは耐久性が良く空間をあまり占めていない」とし、デザインに対しても好評だった。

T3はQN900Bを選択しなければならない理由について△卓越したHDR映像実現、△すべての機能を持っているスマートテレビプラットフォーム、△ドルビーアトモスを搭載し、没入感に優れたサウンド、△ゲーマーのためのVRR(可変走査率)・ALLM(自動低遅延モード)・4K@144Hz支援などを挙げた。

AV専門マガジンのホームシネマチョイスはQN900Bに対し「高い価格にもかかわらず購買欲求を呼び起こす製品」と紹介し、最高点である5点を付与し「ベストバイ(Best Buy)」製品に選定した。

このメディアは消費者が最も重要視する画質について「優れたHDR性能を実現し、最高水準の画質」と評価した。また「クォンタムミニLEDシステムが改善されローカルディミングゾーンの性能が良くなり、強力なサウンドはゲームユーザーに最適の選択になるだろう」と言及した。

この他に「昨年に比べてよりスリムになり、よく見えない背面まで優雅さが感じられる」とし、デザインに対しても好評だった。

IT専門メディアのテックレーダーは「サムスンQN900Bは疑う余地なく一層アップグレードされた性能を誇る」とし「クォンタムミニLEDを基盤に色・明るさ・深いブラックなど優れた画質と雄大なサウンド、感覚的なデザインが目立つ製品」と評価した。

2022年型ネオQLED8Kは新しい画質技術を大挙採用した製品だ。

「クォンタムミニLED」を基盤に光の明るさを既存の4096段階(12ビット)から4倍ほど増加した1万6384段階(14ビット)に調節し、近くでもピクセルが目立ったり潰れたりしない鮮明な映像を提供する。

また、映像にある物の形態と表面分析はもちろん、光源形状まで最適化し、明るくて暗いところを繊細に表現して豊かな色とブラックディテールを表現することができる。

サムスン独自の画質技術である「ネオクォンタムマトリックスプロ」は映像の立体感と躍動感を高めてくれる。人工知能神経網(ニューラルネットワーク)を基盤に各場面を分析し、8K水準の画質に最適化する機能も特徴だ。

この他に「AIコンフォート最適化」機能で周辺の明るさに応じて画面の明るさと色度を合わせ、ブルーライトを自動的に調節して快適な視聴経験を提供する。

サムスン電子映像ディスプレイ事業部のソン・イルギョン副社長は「2022年型ネオQLED8Kは業界最高水準の解像度と画質を持っているだけでなく消費者に最適化されたスマート、ゲーミング機能を全て備えた製品」とし「プレミアムテレビ市場拡大を基盤に17年連続テレビ市場1位を達成するだろう」と述べた。

参考記事:サムスン電子も苦戦…そっぽ向かれる8Kテレビ、出荷量が急減した理由は?
参考記事:TVとしては初、サムスンのQLED 8K製品がWi-Fi 6E認証を取得
参考記事:サムスンのQD-OLEDテレビ、LG-OLEDテレビと同価格に…両社の競争が本格化

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