「買わずに再利用」…Kバッテリー、使用済みバッテリー市場の先取りに速度

最近、EV(電気自動車)市場が爆発的に成長する中、韓国バッテリー3社(LGエナジーソリューション・サムスンSDI・SKオン)が使用済みバッテリー市場を先取りするために速度を上げている。韓国メディア「アジアタイムズ」が報じた。(写真:SKイノベーションが使用後にバッテリーから抽出した水酸化リチウム=SKイノベーション)
原文記事:https://m.asiatime.co.kr/article/20220708500237

11日、業界によると、バッテリー3社は使用済みバッテリーと関連し、独自の技術を開発したり協力を結ぶなど、様々な努力を続けている。これらのメーカーは炭素中立基調の強化と資源の好循環ニーズの拡大を受け、使用済みバッテリー産業を育成するという目標だ。

会社別ではSKオンが使用済みバッテリープロジェクトをはじめ、独自技術を開発し、使用済みバッテリー市場をリードしている。SKオンは起亜(キア)自動車「ニロEV」の使用済みバッテリー6個を再利用した300KWh級エネルギー貯蔵装置(ESS)を構築した後、これを京畿道安養(キョンギ・アニャン)に位置するSKエコプラントのマンション建設現場に活用するためのプロジェクトを進めている。

これに加えてSKオンは2019年に使用済みバッテリー正極でNCM811バッテリーのようなハイニッケルバッテリーの正極材製造に直接活用可能な水酸化リチウム形態でリチウム回収が可能な独自技術を開発した。特にこの技術は炭素発生量を40~70%まで減らすことができ、炭素排出権確保にも有利だという特徴がある。NCM811はニッケル・コバルト・マンガン比率が各々8:1:1のバッテリーだ。

サムスンSDIは使用済みバッテリーリサイクル活性化のために2020年に天安(チョンアン)および蔚山(ウルサン)事業場で発生するスクラップの循環体系を構築したのに続き、最近会社研究所内の使用済みバッテリーリサイクル関連研究を専門担当する組織「リサイクル研究Lab(ラップ)」を新設した。サムスンSDIは電池素材回収率を高めるための技術研究および低コスト・環境にやさしい素材回収技術を開発する計画だ。

LGエナジーソリューションはLG化学と北米最大バッテリーリサイクル企業「ライサイクル」が実施した有償増資に参加し、持分2.6%を確保した。投資金額は600億ウォン(約63億円)で、両社がそれぞれ300億ウォン(約32億円)ずつ投資した。持分投資とともに長期供給契約も締結し、2023年から10年にかけてニッケル2万トン(t)も供給される。

業界関係者は「電気自動車が続々と導入されており、ここ数年間急速に(電気自動車市場が)拡大しているため、今後使用済みバッテリーがあふれ出るものと予想される」とし「特にバッテリーを作るだけでリサイクルしなければ(炭素中立など)エコとも程遠い」と説明した。続けて彼は「結局、本質的なエコのためには使用済みバッテリー産業を育ててリサイクル環境を作ろうとする資源好循環の観点がある」と付け加えた。

実際、環境部は使用済みバッテリーが2030年には10万個余りの水準に肉迫すると分析した。環境部は最近、大韓商工会議所のチェ・テウォン会長、ウ・テヒ常勤副会長などに会って炭素中立政策の推進方向について議論し、電気自動車の使用済みバッテリーを廃棄物規制から免除する案を検討したという。

現在、使用済みバッテリー処理のためには△大気環境保全法、△電気・電子製品及び自動車の資源循環に関する法律、△自動車管理法、△電気生活用品安全法、△廃棄物管理法など5つの法案の基準を満たさなければならないが、環境部が関連規制を免除すれば、複数の許認可を受ける負担を減らすことができる。

一方、グローバル使用済みバッテリー市場は着実に成長する見通しだ。市場調査会社のSNEリサーチによると、2019年に1兆6500億ウォン(約1734億円)規模だった全世界の電気自動車使用済みバッテリー市場規模は2030年に20兆2000億ウォン(約2兆1228億円)に、2050年には最大600兆ウォン(約63億円)まで拡大すると予想された。

参考記事:ポスコHDとSKオン、二次電池事業におけるバリューチェーン全分野で協力合意
参考記事:韓国の研究機関、EVの充電を「1分でできる」アルミニウムバッテリー開発
参考記事:アイエス東西、二次電池リサイクル市場に進出…韓国内に3千億ウォン投資

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