サムスン電子が開発した2億画素のイメージセンサーがシャオミのスマートフォンに搭載されるという観測が出た。
海外ITメディアのサムモバイルは11日「シャオミは今年末に2億画素カメライメージセンサーが搭載された初めてのスマートフォンである『シャオミ12Tプロ』を発売する予定」とし「シャオミ12Tプロにはサムスン電子の『アイソセルHP3』が採用される可能性がある」と報道した。韓国メディア「BUSINESSPOST」が報じた。(写真:イメージセンサISOCELL=サムスン電子)
原文記事:https://www.businesspost.co.kr/BP?command=article_view&num=286557
サムスン電子が今年6月に公開したアイソセルHP3は既存の「アイソセルHP1」よりサイズを12%減らした製品で、モバイル機器に搭載するカメラモジュールのサイズを最大20%まで減らすことができるという特徴がある。
アイソセルHP3には2億個の画素全体を活用する位相差自動焦点技術「スーパーQPD(Quad Phase Detection)」が採用された。これにより、左右、上下の位相差を利用してより速く正確に焦点を合わせることができる。
サムスン電子は今年下半期からアイソセルHP3を量産する。
サムスン電子は昨年、最初の2億画素イメージセンサーのアイソセルHP1を発売したが、まだ2億画素イメージセンサーが搭載されたスマートフォンはない。
しかし、シャオミ12TプロがアイソセルHP3を採用し、モトローラが今年に発売する「モトX30プロ」にはアイソセルHP1が搭載されるなど、今年から本格的に2億画素イメージセンサーが商用化されるものと予想される。
サムモバイルは「サムスン電子が2023年に発売するGalaxy S23ウルトラも2億画素イメージセンサーが搭載される最初のGalaxyスマートフォンという噂がある」とし「それがアイソセルHP1なのか、まだ発表されていないイメージセンサーなのかはまだ分からないだろう」と報道した。
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