サムスン電子が今年8月に発表するGalaxy Zシリーズの新作Galaxy Z Flip4とFold4のバッテリー供給会社にサムスンSDIとLGエナジーソリューション、中国のATLを選定した。韓国メディア「グローバルエコノミック」が報じた。(写真:サムスン電子)
原文記事:https://www.g-enews.com/article/ICT/2022/07/2022072606281694336ed0c62d49_1
サムスンSDIはサムスングループの系列会社で、サムスン電子の製品に相当数のバッテリーを供給する。前作のGalaxy Z3シリーズにもサムスンSDIがバッテリーを供給した。また、サムスンSDIが作ったGalaxy Z Flip4用バッテリーはすでにオンラインに流出した。
サムスンSDIのライバル会社であるLGエナジーソリューションも選定された。Galaxy Z Fold4とZ Flip4にパウチ形バッテリーを供給するという。
最後にサムスンバッテリーの長期供給会社である中国ATLも最終確定した。ATLはGalaxyシリーズにバッテリーを頻繁に供給してきており、2021年市場シェア基準で42%を記録し、業界1位を占めている企業だ。
米国市場調査機関であるストラテジーアナリティクスによると、2021年のスマートフォンバッテリー市場はATLが42%の圧倒的シェアを占め、1位、2位は22%のシェアを確保したLGエナジーソリューション、3位はシェア18%のサムスンSDIだった。上位3社は2021年、世界スマートフォンバッテリー市場で約82%のシェアを獲得し、寡占体制を固めている。
サムスンモバイル事業部が3つの協力会社のバッテリーを一度に調達するのは今回が初めてで、供給先の多角化で安定した供給と効率性を高めるためだ。
また、フォルダブルフォンはバッテリーが2つずつ分離されているため、スマートフォン全体費用の5%を占めるバッテリー費用をもう少し節減しようと多様な協力会社を選定したものと分析される。
一方、Galaxy Z Fold4は4400mAhのバッテリーを搭載し、25W急速充電を採用し、Galaxy Z Flip4は3700mAhのバッテリーが搭載されるものと予想される。サムスン電子は韓国時間で8月10日午後10時に「サムスンGalaxyアンパック2022(Samsung Galaxy Unpacked2022:Unfold Your World)」イベントを開催し、Galaxy Z4シリーズを公開する予定だ。今回のアンパックは2年ぶりに開かれるイベントでオン・オフライン同時に進行される。
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