「Galaxy Z Fold4・Flip4」ヒットに青信号…事前予約100万台の新記録

サムスン電子の新型フォルダブルフォン「Galaxy Z Fold4・Flip4」の国内事前販売量が100万台に迫ったことが分かった。フォルダブルフォンの過去最大実績を達成した前作の記録92万台をはるかに越えた数値だ。グローバル景気低迷などを考慮すれば、かなり善戦したという評価だ。サムスン電子は今年、フォルダブルフォンの販売台数を1000万台以上と目標に据えている。昨年、サムスン電子のフォルダブルフォン販売量はZ Flip3・Fold3のヒットに支えられ、1000万台に近い販売量を記録した。
韓国メディア「ヘラルド経済」が報じた。(写真:サムスン電子)
原文記事: http://news.heraldcorp.com/view.php?ud=20220823000499

23日業界によると、「Galaxy Z Fold4・Flip4」事前予約者対象開通初日のこの日、約30万台以上が開通すると予想した。昨年にZ Flip3・Fold3は初日27万台が開通した。これに伴い、7日間事前予約が100万台に迫ったと伝えられた。これに先立ち、サムスン電子のノ・テムンMX事業部長(社長)は新製品公開イベント直後、「初期ヒットのため、物量供給に万全を期した」と明らかにした。

Z Flip4とZ Fold4の事前販売割合は65対35程度だ。昨年は7対3だった。今年はZ Fold4の販売が相対的に小幅に増えたものと見られる。色の場合、Z Flip4はピンクゴールド、ブルー、パープルの順で選好度が高く、Z Fold4はベージュ、グレーグリーン、ファントムブラックの順だった。

「Z Flip4」は前作よりバッテリー容量を増やし、ユーザーの不便さを解消した。つや消し素材を選択し、感覚的なデザインを加えた。フォルダブルならではの多彩な撮影経験である「フレックスカメラ(FlexCam)」機能も人気だ。Z Fold4は前作より8g以上重量を減らし、マルチテスクを極大化するタスクバー(Taskbar)機能が好評を得ている。

特に、価格政策が功を奏したという評価だ。為替レートの上昇、原材料価格の上昇など様々な悪材料にもかかわらず、Z Fold4は256GB基準199万8700ウォン(約20万5千円)で、昨年と同じ価格に決定された。Z Flip4は256GB基準で135万3000ウォン(約13万9千円)で、前作対比9万9000ウォン(約1万円)値上がりした。

一方、この日移動通信3社も「Galaxy Z Fold4・Flip4」の事前開通を始めた。SKテレコムは提携カードとT安心補償など購買支援プログラムを活用し、キャッシュバック最大15万ウォンを含め最大63万ウォン(約6万5千円)の割引を受けられる商品を紹介した。端末別では「Galaxy Z Flip4」の2030女性顧客が全体予約購買者の37%を占めた。「Galaxy Z Fold4」は3040男性顧客が52%で最も高い比重を占めた。KTは「トリプル特典」を利用すれば「分割払い金利無料」、「キャッシュバック割引」、「料金割引」を一度に受けられるようにした。色別では「Galaxy Z Flip」4の場合、ピンクゴールド(29%)、ブルー(27%)、パープル(23%)、グラファイト(21%)の順で選択が高かった。「Galaxy Z Fold4」はベージュ(37%)、グレーグリーン(32%)、ブラック(31%)の順だった。LGユープラス公式オンラインストアのユープラスドットコムを通じて「Galaxy Z Fold4・Flip4」を予約した顧客比重は約26%で、前作より3%上昇した。

参考記事:サムスン電子、「Galaxy Z Flip4 X BTS」…ソウル・東京に「パープル」一色
参考記事:サムスン新型「Galaxy Z Fold・Flip4」シワ改善&バッテリー性能アップ
参考記事:「折りたたみ部分のシワが消えた」…Galaxy Z Flip4、実物写真が流出か

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