サムスンのフォルダブルスマートフォン「Galaxy Z4シリーズ」が市場に成功裏にデビューし、好評を博している中、アップルもフォルダブルiPhoneの生産を望んでおり、フォルダブルiPhoneに使われる液晶パネルメーカーとしてサムスンとLGを念頭に置いていると、今月5日(現地時間)海外メディアが報じた。韓国メディア「グローバルエコノミック」が報じた。(写真:Galaxy Z4シリーズ=サムスン電子)
原文記事:https://cmobile.g-enews.com/article/Global-Biz/2022/09/202209060553513766ed0c62d49_1?md=20220906063518_V
アップルのフォルダブルiPhoneに対する噂はかなり前から囁かれてきた。2017年にアップルとLGディスプレイのパートナーシップ報告書が公開され、アップルがフォルダブルiPhoneを作るために自分たちの条件に符合する液晶パネルを持続的に探していることが明らかになった。アップルが希望しているフォルダブルiPhoneに使われる液晶パネルは、しわや折れる軸が目に見えず、耐久性が保障される液晶パネルを探していることが分かった。
現在、サムスンGalaxy Zシリーズとファーウェイ、シャオミ、OPPOのようなブランドでフォルダブルスマートフォンを発売しているが、専門家たちはアップル側が自分たちの基準には符合しない製品だと判断しており、自分たちの基準を満たすOLED技術の発達を待っていると分析している。続いて、最初のフォルダブルiPhoneは2年程度後の2024年9月に発表される可能性を慎重に予想している。
このような中、アジアの消息筋によると、アップルはフォルダブルiPhoneに使われる初のフォルダブル液晶メーカーとしてサムスンとLGを念頭に置いていることが分かった。現在、サムスンのフォルダブル液晶パネル技術がフォルダブル液晶市場をリードしている中、サムスンは自社のGalaxy Zシリーズ1にポリイミドフィルム(PI)をかぶせたフォルダブル液晶を採用し、製品を生産して技術が発達したことにより、超薄型強化ガラス(UltraThin Glass、UTG)を採用し、Galaxy Zシリーズ2から採用することで耐久性と高級感を高めた製品を披露している。
業界の専門家らは現在、サムスンが使用しているUTGを使用した液晶製品は厚さが5mmで、アップルはサムスンとLGに耐久性が保障される2mm超薄型液晶パネルを要求することになるだろうと予測している。さらに薄い液晶を採用することで、折りたたみが容易でプラスチックを使用しないため耐久性がさらに強いものと見られる。
現在アップルが希望する基準の製品は開発中であり、試作品に使えるサンプルがない。アップルが希望する基準を満たす液晶は2年後に見ることができるものと予想される。このような中、アップルは9月8日、アップルの最新フラッグシップスマートフォン「iPhone 14シリーズ」を公開した。
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