1500万台を販売目標のサムスンフォルダブルフォン、目標達成に「赤信号」

サムスン電子が今年、フォルダブルフォン新製品(Galaxy Z Flip・Fold4)販売量を1500万台に設定したが、実際にはこれに大きく及ばないだろうという見通しが出てきた。韓国メディア「アジアタイムズ」が報じた。(写真:Galaxy Z Flip4=サムスン電子)
原文記事:https://www.asiatime.co.kr/article/20220923500186

業界と証券街が予想する新製品の今年の出荷量はほぼ「半分」に近い800万台前後だ。景気低迷の長期化の影響が大きいが、まだ主流に上がっていないフォルダブルフォームファクターの限界も原因に挙げられる。ただ、来年からは全体スマートフォン市場が反騰を成し遂げるだろうという見通しもあるだけに、今後の展開に関心が集まる。

24日、業界と証券街によると、現代(ヒュンダイ)自動車証券のノ・グンチャンリサーチセンター長は21日、仁川延寿区松島(インチョン・ヨンスグ・ソンド)コンベンシアで開かれた「KPCAショー2022」シンポジウムで「保守的に見ると、サムスン電子の今年のフォルダブルフォン出荷量は1000万台と予想する」と述べた。ノ・センター長は続けて「このうちサムスンフォルダブルフォン新製品出荷量は800万台、レガシーモデル(Z Flip3など過去発売モデル)出荷量は200万台」と見通した。

ノ・センター長はまた「今年第3四半期のサムスンフォルダブルフォンは550万台出荷される見通しだ。年間フォルダブルフォン1000万台出荷は可能だろう」と述べた。

これはサムスン電子が設定した目標値を大きく下回る数値だ。サムスン電子は当初、今年のフォルダブルフォンの新製品出荷量目標を1500万台に設定した。ノ・センター長が予想した800万台は、その半分を少し超えるレベルだ。

このような販売予測の乖離をめぐって業界では、フォルダブルフォンがまだスマートフォン全体のうち1%余りのシェアのニッチマーケット製品であることから原因を探している。さらに、グローバル景気の不確実性による消費心理の萎縮も販売に悪影響を及ぼしたものと分析した。

ノ・センター長はサムスン電子の来年の行方も予測した。彼は「同様に保守的観点から来年のサムスン電子フォルダブルフォン出荷量は1500万台と予想する」とし「この中でフォルダブルフォン新製品物量は1000万台」と見通した。それと共に「フォルダブルフォンの新製品1000万台出荷は来年になって可能だ」と付け加えた。

ノ・センター長はさらに、今年のサムスン電子スマートフォン出荷量を2億6910万台と予想した。これは昨年の出荷量(2億7160万台)より0.9%減少した数値だ。四半期別出荷量の予測値は、第1四半期7410万台、第2四半期6200万台、第3四半期6400万台、第4四半期6900万台などだ。第2四半期に底を打ち、フォルダブル新製品アンパックイベントが含まれた第3四半期から増えるだろうという分析だ。

低迷期を経験した今年とは異なり、来年はグローバル市場が反騰する可能性も提起された。証券街の見通しによると、来年のサムスンスマートフォン出荷量の予測値は、今年より3.9%多い2億7950万台だ。四半期別では第1四半期7450万台、第2四半期6500万台、第3四半期7200万台、第4四半期6800万台だ。

このような流れは「ライバル」であるアップルも似ている。アップルの今年のiPhone出荷量の予測値は2億2960万台だ。昨年(2億3790万台)より3.5%減少した。今年の出荷予測値のうち、第3四半期と第4四半期はそれぞれ4970万台、7570万台を記録する見通しだ。アップルは来年、今年より3.0%多い2億3640万台のiPhoneを出荷するものと把握された。

一方、今年の世界スマートフォン出荷量の予測値は、昨年(13億9150万台)より6.4%減の13億250万台と集計された。来年の予測値はこれより3.6%増加した13億5000万台だ。

参考記事:Galaxy Z、9月末に日本発売…アップルのホームグラウンドでiPhone14と激突
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参考記事:全世界注目の「Galaxy Z Flip4・Fold4」40ヶ国発売でフォルダブル時代を開く

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