LGエナジーソリューションが日本の完成車メーカーであるトヨタに電気自動車用バッテリー供給のための議論を始めた。韓国メディア「デジタルタイムス」が報じた。(写真:LGエナジーソリューション ロゴ)
原文記事:http://www.dt.co.kr/contents.html?article_no=2022101602109932049001
16日、バッテリー業界によると、LGエナジーソリューションは米国現地工場で生産するバッテリーをトヨタの米国工場に供給するための交渉を進めているという。初期交渉過程であるだけに、早ければ年内に結果が出るものと業界では見ている。
LGエナジーソリューションと供給議論中のトヨタは2030年までに電気自動車30種を発売し、年間350万台の電気自動車を販売するという目標だ。トヨタは日本最大のバッテリーメーカーであるパナソニックと米国現地に工場を建設するため、3兆ウォン(約3094億円)の投資も決めた。
業界では米国IRA(インフレーション削減法)施行で現地生産したバッテリーを確保することが必須であるだけに、直ちに米国現地生産能力と技術力を備えたLGエナジーソリューションを供給会社に決めたと見ている。IRAは北米で生産された電気自動車に限って税額控除の特典を支給する内容を盛り込んでいる。
LGエナジーソリューションがトヨタとの交渉に成功し、バッテリーを供給する場合、グローバル完成車トップ10のうち9社にバッテリーを供給することになる。現在、LGエナジーソリューションはフォルクスワーゲン、ルノー日産、現代・起亜(ヒュンダイ・キア)、ステランティス、ゼネラルモーターズ(GM)、フォード、BMW、ホンダなど8社のグローバル完成車メーカーとバッテリー供給契約を締結した。
特に、日本の自動車メーカーとは2番目に供給契約を締結することになる。これに先立ち、今年8月にホンダと計5兆1000億ウォン(約5259億円)を投資し、米国オハイオ州にバッテリー合弁工場を建設することにした。
LGエナジーソリューション関係者は「まだ初期段階で具体的に確定した内容はない」と述べた。
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