現代(ヒュンダイ)モービスは米アラバマ州モンゴメリーに2億500万ドル(約2913億500万ウォン、約300億円)を投資し、電気自動車(EV)のバッテリーモジュール工場を設立する。ジェネシスGV70などの電気自動車を生産する現代自動車アラバマ工場(HMMA)に供給する。韓国メディア「THE GURU」が報じた。(写真:現代モービス)
原文記事:https://www.theguru.co.kr/news/article.html?no=44235
28日、米アラバマ州によると、現代モービスはHMMA近くのI-16州間高速道路郊外に位置する4万1806㎡(サッカー場約5ヵ所)の敷地に電気自動車バッテリーモジュール工場を建設する。2024年5月に商業生産するという目標だ。今回の投資は、今年5月に現代自動車グループが発表した55億ドル(約6兆3000億ウォン、約8061億円)規模の対米投資計画の一環だ。
ここでは、アイオニック5など現代自動車の電気自動車専用プラットフォームE-GMPを採用した車両に使われる部品が生産される予定だ。モーター・インバータ・減速機などを統合したPEモジュールと高電圧バッテリーシステム(BSA)を生産する。現在、これらの部品は国内の蔚山(ウルサン)工場だけで生産されている。
特に現代モービスは、電気自動車バッテリーモジュール工場とHMMAのシナジーを基に、インフレ削減法(IRA)の施行で足を引っ張られた現代自動車を積極的に支援する一方、安定的な販売受注と供給を続けていく方針だ。HMMAは電動化生産ラインの構築に3億ドル(約440億円)を投資し、来月からジェネシスGV70電動化モデルを生産する予定だ。
現代モービスはジョージア州の現代自動車の電気自動車専用工場で電動化部品工場の設立を推進している。これに先立ち、現代モービスは今月5日、2030年までに米国に約1兆8447億ウォン(13億ドル、約1905億円)を投資し、電動化部品工場を設立すると発表している。北米地域の子会社であるMAIに資本金約4000億ウォン(2億8000万ドル、約410億円)を出資し、MAIが残りの投資金を調達すると説明した。
現代自動車グループは2030年までに全世界市場に計323万台の電気自動車を販売し、12%のシェアを達成するという目標を持っている。そのうち、米国市場での販売目標は84万台で、全体販売目標の26%水準だ。
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