半導体の酷寒期…サムスン電子とSKハイニックスの4Q見通しはさらに暗く

グローバル景気低迷と半導体業況萎縮の影響で、今年第3四半期に不振な業績を出したサムスン電子とSKハイニックスの第4四半期業績も暗い見通しだ。韓国メディア「mediapen」が報じた。(写真:半導体生産ライン=サムスン電子)
原文記事:http://www.mediapen.com/news/view/766293

30日、金融情報会社のエフアンドガイドが集計したサムスン電子の第4四半期の営業利益証券会社の予測値(コンセンサス)は、現在8兆7682億ウォン(約9087億円)だ。

これは昨年第4四半期の営業利益13兆8700億ウォン(約1兆4374億円)対比36.8%減少した水準だ。「アーニングショック(業績衝撃)」を記録した今第3四半期の10兆8520億ウォン(約1兆1246億円)よりも19.2%少ない。

サムスン電子の営業利益が第4四半期に8兆ウォン(約8290億円)台になると、昨年第1四半期(9兆3800億ウォン、約9721億円)以降7四半期ぶりに10兆ウォン(約1兆363億円)を割り込むことになる。

第3四半期の業績が出た後は、第4四半期の営業利益を7兆ウォン(約7254億円)台と予想する証券会社も相次いで出た。

特に半導体(DS)部門の減益予想幅が大きい。証券街で予測する第4四半期DS営業利益は、昨年第4四半期の8兆8400億ウォン(約9161億円)対比半分以上減った2兆~4兆ウォン(約2073億円~約4145億円)台だ。

前年同期の10兆600億ウォン(約1兆425億円)対比半分になった第3四半期DS営業利益5兆1200億ウォン(約5306億円)も下回る可能性が高いという観測に重きが置かれる。

サムスン電子は10月27日、第3四半期業績発表カンファレンスコールで第3四半期に続き第4四半期にもグローバルIT需要不振とメモリ市況劣勢が持続すると予想した。

サムスン電子メモリ事業部のハン・ジンマン副社長は「今年末までは多様なマクロイシューの影響が持続し顧客会社の在庫調整基調も続くと予測する」とし「このような市場状況で顧客会社の需要がある高容量・高性能製品に集中するだろう」と述べた。

サムスン電子の第4四半期の全体営業利益を7兆8000億ウォン(約8083億円)、半導体の営業利益を2兆7000億ウォン(約2798億円)とそれぞれ推算した現代(ヒュンダイ)自動車証券のノ・グンチャンリサーチセンター長は「営業利益は半導体業績の悪化により前四半期比27.9%減少するだろう」と予測した。

第3四半期「アーニングショック」に投資縮小と減産計画を発表したSKハイニックスもやはり第4四半期に業績不振が深まると予想される状況だ。

エフアンドガイドの集計基準で現在、SKハイニックスの第4四半期の営業利益に対するコンセンサスは1349億ウォン(約140億円)だ。昨年第4四半期(4兆2195億ウォン、約4373億円)はもちろん、直前の第3四半期(1兆6556億ウォン、約1716億円)よりも急減した規模だ。

特に、第3四半期の業績発表後には、SKハイニックスが第4四半期に赤字に転換する可能性があるという見通しが相次いだ。

第4四半期に赤字に転じると、四半期基準で営業損失150億ウォン(約16億円)を記録した2012年第3四半期以降10年ぶりのことだ。

SKハイニックスの第4四半期の営業損失で113億ウォン(約12億円)を予想したユジン投資証券のイ・スンウリサーチセンター長は「マクロと地政学リスク、そして半導体在庫水準は苦しい状況」とし「第4四半期にはより一層増える在庫で平均販売単価(ASP)は追加下落を避けにくく在庫評価損失規模もさらに増える余地がある」と見通した。

SKハイニックスのノ・ジョンウォン事業担当社長は10月26日、業績発表カンファレンスコールで「年初の期待とは異なり今年下半期のメモリ市場は需要が急激に減少し難しい事業環境が持続している」とし「今年のDRAMは年間一桁初中盤、NANDは一桁水準の前例なく低い需要成長率を記録するものと見られる」と述べた。

合わせて「来年下半期頃には市場がある程度安定化すると期待する」としながらも「マクロ状況や地政学イシューなどが解決されていない状況でダウンターン(下降局面)が長くなる可能性も排除してはいない」と付け加えた。

参考記事:サムスン・SK、対外的な不確実性が深まる中で半導体素材の国産化を推進
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