韓国貿易保険公社は先月27日、ソルース先端素材がカナダで推進中の北米初の電池箔工場建設プロジェクトに約2175億ウォン(1億6000万ドル、約223億円)規模の金融を支援すると明らかにした。ソルース先端素材は2次電池の核心素材である電池箔を製造するメーカーで、今回の金融調達には貿易保険公社と共にカナダ輸出開発公社(EDC)も参加する。韓国メディア「毎日経済」が報じた。(写真:ソルース先端素材)
原文記事: https://mk.co.kr/amp/10546552
今回のプロジェクトはカナダのケベック州に位置する12万9700㎡規模の敷地に電池箔工場を新設することを目標にしており、2024年下半期から年間約54万台の電気自動車に活用できる規模の電池箔を生産する予定だ。該当工場が竣工すれば、北米地域の主要バッテリー完成品工場に電池箔を48時間以内に納品できるようになる。貿易保険公社はこれに先立ち、海外電気自動車・バッテリー生産施設への投資などに今年に累積17億7000万ドル(約2647億円)相当の金融を提供した。貿易保険公社はその後も新市場先取りのための海外生産施設の準備がさらに重要になり、発生する企業の多様な金融需要を積極的に支援する方針だ。
韓国貿易保険公社のイ・インホ社長は「今回のプロジェクトは韓国企業が通商環境の変化を好材料として活用し底辺を広げた意味あるプロジェクトだと思う」とし「韓国企業の電気自動車バッテリーと関連素材・部品が世界市場をリードできるよう積極的に金融を支援する」と述べた。
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