電気自動車(EV、プラグインハイブリッド車、ハイブリッド車を含む)に搭載されたバッテリー使用量で、韓国LGエナジーS、中国を除くグローバルEVバッテリーシェアで首位を維持国内3社の今年1~10月のグローバル市場シェアが7%ポイント下落した。使用量順位ではLGエナジーソリューションが2位を守り、SKオンとサムスンSDIが5、6位に上がった。韓国メディア「京郷新聞」が報じた。
原文記事: https://www.khan.co.kr/economy/industry-trade/article/202212021145001
2日、エネルギー専門市場調査会社のSNEリサーチによると、今年1~10月に世界各国に登録された電気自動車バッテリーの総使用量は390.4ギガワット時(GWh)で、昨年同期より75.4%増加した。
特に、中国系バッテリーメーカーの成長傾向が目立った。1位(35.3%)の中国CATLのバッテリー使用量は昨年同期の2倍水準に増えた。上位10位圏のBYDなど、すべての中国系は昨年同期比3桁の成長率を見せた。パナソニックを含めた日系メーカーの大半は、市場平均に及ばない成長率を見せ、下落傾向を見せた。
韓国国内3社も成長の勢いを続けたが、中国メーカーの躍進に押され、市場シェアは下落した。LGエナジーソリューションのバッテリー使用量は昨年同期比16.1%増の53.7GWhで2位を守った。SKオンは昨年同期比83.2%増の24.1GWhで5位となった。6位のサムスンSDIのバッテリー使用量は、昨年同期比69.0%増の18.9GWhだった。
市場シェアで韓国国内3社は計24.8%で、昨年同期(31.7%)より6.9%ポイント下落した。SKオンのシェアは5.9%から6.2%へと0.3%ポイント上昇した。しかし、LGエナジーソリューションは20.8%から13.8%へと7%ポイント下落し、サムスンSDIも5.0%から4.8%へと0.2%ポイント下落した。
SNEリサーチは「米国のインフレーション削減法(IRA)に対応して国内バッテリーメーカー各社が同盟を結成し北米と欧州に集中投資をしている」とし「韓国をはじめとするグローバルバッテリーメーカー各社の安定的なサプライチェーン確保戦略が注目される」と述べた。
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