サムスンディスプレイがフォルダブルとスライダブルを結合した新概念ディスプレイを世界で初めて公開した。韓国メディア「国民日報」が報じた。(写真:サムスンディスプレイ)
原文記事: https://news.kmib.co.kr/article/view.asp?arcid=0924281091
サムスンディスプレイは5日(現地時間)、米ラスベガスで開かれる「CES2023」で「破壊的革新で持続可能な未来を開く(Disruptive Tech Journey Unlocks Sustainable Futures)」をテーマに顧客企業対象展示会を開催すると3日明らかにした。この展示会でフォルダブルとスライダブル、2つの革新技術が一つに集約した「フレックスハイブリッド」を披露する。
この製品は画面左側にはフォルダブル技術、右側にはスライダブル技術を採用した。左を開くと10.5型4対3の割合の画面を、右画面まで引くと16対10画面比の12.4型大画面ディスプレイで映画やユーチューブを楽しむことができる。
昨年9月、「2022インテルイノベーション」でサプライズ公開した17型大画面スライダブルディスプレイも今回のCESで正式に紹介される。この製品は画面を一方向または両方向に拡大できる「フレックススライダブルソロ」と「フレックススライダブルデュエット」の2つのコンセプトだ。普段は13~14型タブレットサイズで携帯または使用し、マルチタスクが必要だったり映画、ゲームを楽しむ時に17.3型サイズに画面を拡大することができる。大画面ノート型パソコンに匹敵する画面サイズに携帯性まで備え、未来型ノート型パソコンのデザインで大きな期待を集めている。
サムスンディスプレイは今後急速な成長が期待される自律走行車市場、変化する自動車デザインの流れを狙って自動車用新製品「ニューデジタルコックピット」も初めて公開する。この製品は34型と15.6型ディスプレイを結合した、左右に長い形のデジタルコックピット用ディスプレイだ。
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