LGエナジーソリューションと日本の完成車メーカーであるホンダが44億ドル(5兆8300億ウォン、約5998億円)を投資して作る北米バッテリー合弁工場が2月28日(現地時間)、起工式を行った。韓国メディア「ファイナンシャルニュース」が報じた。(写真:LGエナジーソリューション)
原文記事:https://www.fnnews.com/news/202303011809283172
1日、関連業界によると、新規工場は約18万6000㎡規模で建設され、2024年末完工、2025年末量産を目標にしている。総投資金額44億ドル(約5998億円)、年間生産能力40GWh規模であり、2200の雇用を創出するものと期待される。新規工場を通じて生産されたバッテリーは、北米ホンダ工場に独占的に供給される。
合弁法人の最高経営責任者(CEO)のイ・ヒョクジェ副社長は「長い間誇らしい成功の歴史を書いてきた両社を代表することができて光栄」とし「LGエナジーソリューションは差別化された投資能力と共に検証されたグローバル量産および品質競争力を備えたグローバル最高のバッテリー会社であり、ホンダはグローバル自動車産業の先頭走者であるだけに、両社の強みを活用すれば世界で最も成功的なバッテリー工場を作っていくことができるだろう」と述べた。
LGエナジーソリューションとホンダは昨年8月、北米市場攻略のためには電気自動車生産拡大およびバッテリー適時供給が最も重要だということで意見を集め、米国内のバッテリー合弁工場を一緒に建設することで合意した。以後、緊密な協力を土台に昨年10月に工場敷地を発表し11月に企業結合を申告し、今年1月には合弁法人「L-Hバッテリーカンパニー(仮称)」設立を終えた。
LGエナジーソリューション自動車電池事業部長のキム・ドンミョン社長は「今回のプロジェクトはLGグループ史上ホンダと共にする最初で最大規模の事業であり、ホンダの第1世代電気自動車プラットフォームに使われるバッテリーを生産するという点で両社に特別な意味を持っている」とし「今回の合弁工場を通じてクリーンエネルギーの未来を達成し、卓越した品質で先導的な顧客価値を提供していく」と述べた。
一方、LGエナジーソリューションは積極的なグローバル生産能力拡大を通じて、今年北米、欧州、アジアなどグローバル生産工場の生産能力を300GWhまで高め、△製品競争力差別化、△スマートファクトリー実現、△供給網管理(SCM)体系構築、△未来準備の4大核心課題を重点的に推進し、差別化された顧客価値を提供していく予定だ。このために今年の施設投資を昨年対比50%以上増やし、年間売上も25~30%以上増加させるという目標だ。
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