ファウンドリ（半導体委託生産）1位の台湾TSMCと2位のサムスン電子の昨年第4四半期のシェアがいずれも上昇した。両社間のシェア格差も広がった。韓国メディア「dailian」が報じた。（写真：サムスン電子華城キャンパス）
原文記事：記事：https://www.dailian.co.kr/news/view/1211251/
13日、台湾市場調査会社のトレンドフォースによると、ファウンドリ市場全体（上位10社）の売上は335億3000万ドル（約4兆4624億円）で、前四半期比4.7%減少した。
10大ファウンドリ会社の四半期合算売上は13四半期連続増加した後、14四半期ぶりに減少傾向に転じた。
第4四半期のサムスン電子ファウンドリの売上は、前四半期比3.5%減の53億9100万ドル（約7175億円）となった。市場シェアは昨年第3四半期の15.5%から第4四半期は15.8%へと0.3%p小幅反発した。
TSMCとのシェア格差は拡大した。TSMCの昨年第4四半期のファウンドリ売上は199億6200万ドル（約2兆6567億円）で、前四半期に比べて1.0%減少し、サムスン電子より減少幅が小さかった。
TSMCの市場シェアは、第3四半期56.1%から第4四半期58.5%へと2.4%p上昇した。サムスン電子との格差も40.6%pから42.7%pに拡大した。
トレンドフォースは「第4四半期にファウンドリ業界は低調な繁忙期と顧客の在庫調整の影響を受けた」とし「ライバル会社の不振がTSMC市場シェアを引き上げた」と説明した。
合わせて「サムスン電子は顧客会社が在庫削減に集中したために先端工程受注減少と全般的な需要萎縮を経験した」と付け加えた。
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