ポスコフューチャーエムがGMの優秀協力会社に選ばれた。
ポスコフューチャーエムは22日(現地時間)、米テキサス州サンアントニオで開かれたGMの「第31回今年のサプライヤー」イベントで「オーバードライブ賞(Overdrive Award)」を受賞したと26日、明らかにした。韓国メディア「メトロ新聞」が報じた。(写真:Overdrive Award授賞式の様子)
原文記事:https://www.metroseoul.co.kr/article/20230326500083
「オーバードライブ賞」はGMが毎年「今年のサプライヤー」イベントを開き、全世界の協力会社の中で持続可能性、革新、関係増進など卓越した成果を見せた会社を選定して授与する賞だ。ポスコフューチャーエムはGMと共に正極材合弁会社「アルティアムカム」を設立し、大規模正極材・負極材供給契約を締結するなどGMの安定的なバッテリー核心素材供給網強化に協力してきた点が高く評価された。
GMのジェフ・モリソン購買担当副社長は「ポスコフューチャーエムはGMと共に北米で正極材の現地化に貢献するなど強力なパートナーシップを続けている」とし「今後も安定したパートナー関係で共に成長発展していくことを期待する」と述べた。
ポスコフューチャーエムは2022年5月、バッテリー素材会社としては初めて自動車メーカーとの合弁会社である「アルティアムカム」をGMと共同設立した。年産3万トン規模の正極材生産工場を2024年完工する予定で、2025年から2032年まで8兆389億ウォン(約8038億円)規模の正極材をGMとLGエナジーソリューションのバッテリー合弁会社「アルティアムセルズ」に供給する計画だ。
合弁会社を通じた供給の他にもポスコフューチャーエムは「アルティアムセルズ」に今年から2025年まで光陽(クァンヤン)で生産する計13兆7696億ウォン(約1兆3845億円)規模の正極材を直接供給する計画であり、9393億ウォン(約945億円)規模の人工黒鉛負極材も浦項(ポハン)で生産し、今年から2028年まで供給する。
現在、ポスコフューチャーエムとGMは米国、欧州など圏域別サプライチェーンを強化するため、北米に正極材工場の増設と共に中間原料である前駆体工場の新設も積極的に推進する計画であり、今後両社は正・負極材に対する追加供給契約を締結するなど安定した素材供給のための協力関係がさらに深まるものと期待している。
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