サムスン電子が普及型スマートフォン新製品「Galaxy A34 5G」を今月31日、国内市場に披露する。グローバル市場の発売時期と比べて約2週間以上遅い時期だ。韓国メディア「AVING」が報じた。(写真:Galaxy A34 5G=サムスン電子)
原文記事:http://kr.aving.net/news/articleView.html?idxno=1777471
3月27日、情報通信技術(ICT)業界によると、サムスン電子は今月31日を目標にGalaxy A34の国内発売を準備している。これは6.6インチディスプレイと25W高速充電を支援する5000mAhバッテリー、LPDDR5規格の6GBメモリ(RAM)と128GBストレージ(保存容量)などを備えた普及型スマートフォンだ。
Galaxy Aシリーズはサムスン電子がグローバルスマートフォン市場シェアを確保するのに最も主要な製品群と評価される。実際に昨年に発売されたサムスン電子スマートフォンの中で最も高い販売量を記録したのはGalaxy A13とGalaxy A03であり、これら製品は各々1.6%、1.1%シェアを占めカウンターポイントリサーチが公開した全体スマートフォン販売量順位で4位と10位に名前を上げた。
サムスン電子でも昨年からGalaxy Aシリーズの性能や機能に飛躍的なアップグレードを断行し、消費者の注目を集めるのに積極的に乗り出している。2022年、Galaxy Aシリーズ全般に5Gモデムを拡大採用し、△Galaxy A13 5G、△Galaxy A33 5G、△Galaxy A53 5G、△Galaxy A73 5Gなどを国内外市場に披露したことがある。
同時にOIS(Optical Image Stabilization)モジュールと90~120Hzの高走査率ディスプレイを搭載し、防水・防塵認証およびステレオスピーカー機能を支援するなど、既存のGalaxy Sシリーズのようなフラッグシップスマートフォンで見られた機能もやはり昨年から拡大採用された経緯がある。
このような戦略の一環としてGalaxy A34にも120Hz走査率を支援するFHD+(1080×2340)級スーパーアモレッド(Super AMOLED)ディスプレイが採用され、背面にはOISを支援する4800万画素メインカメラを含めトリプルカメラ構成を備えた。
特に、Galaxy A34の背面カメラには夜間にも鮮明な結果を得られるようにするナイトグラフィと人工知能(AI)カメラ機能を支援する。サムスン電子が自社スマートフォンにナイトグラフィ機能を追加し、主要なマーケティングポイントにしたのは昨年上半期にGalaxy S22シリーズを発売してからだ。
スマートフォンの頭脳の役割をするアプリケーションプロセッサー(AP)としては、メディアテックのディメンシティ1080が搭載される。ARMのCortex-A78デュアルコアとCortex-A55ヘキサコアで計8コア「ビッグリトル(big.LITTLE)」ソリューションが採用されたCPUとMali-G68 GPUが採用されたAPだ。
一方、Galaxy A34 5Gは△オーサムブラック、△オーサムホワイト、△オーサムバイオレット、△オーサムライムの4色で構成され、出庫価格は前作と同じ49万9400ウォン(約5万円)に策定された。APなどの核心部品価格が昨年を基点に大幅に上昇し、価格策定にも変動があるという業界予測とは異なり、昨年と同じ水準を維持したという。
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