韓国研究グループが次世代インクを開発、ディスプレイ素材の対日依存軽減か

韓国の研究グループが、電子機器の配線・回路・電極として使用される高価な銀(Ag)インクを、性能は似ていながら、価格は1/10水準の「次世代複合インク」を開発し商品化も目前に控えていると、韓国の経済紙などが伝えている。

これは対日輸入依存度が高い素材である「導電性金属インク」の代替技術に該当する。

韓国電気研究院は、ナノ融合研究センターイゴンウン・ジョンフイジン博士の研究チームがグラフェンを銅に合成し、低コストで、電気伝導性に優れた「銅 – グラフェン複合インク」を開発し、当該技術を最近、国内メーカーに技術移転したと3日 明らかにした。

現在市販されている導電性インク材料の中で最も多く使われている素材は、貴金属系のものがある。 銀電気伝導度が高く、酸化しにくいという利点があるが、価格が高いのが難点だ。

特に、高品質は、インクの場合、高レベルの技術力が必要としてみると、これまでの日本の輸入依存度が高かった。

研究チームは、化学的安定性に優れ、電気伝導度と熱伝導性が優れ、金属素材の酸化防止膜として活用が可能なグラフェンに注目。

研究チームは、グラフェンと銅粒子の単純な混合方式ではなく、銅粒子の表面に複数の層からなる高結晶性のグラフェンを溶液上で直接合成する「液状合成法」を初めて試み、この方法で製造された銅 – グラフェン複合粒子の結晶性は非常に優れて6ヶ月以上安定して銅の酸化を防いだという。

韓国電気研究院は、技術を金属材料とインクの製造専門企業であるテソン金属に技術移転。
テソン社は、当該技術を優先的にディスプレイとモバイル機器の配線電極に適用し、早期商用化を達成し、今後の自動車電装部品や電池の分野に拡大する計画だという。

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