システム半導体育成に注力する韓国企業、メモリ不況打破狙う

サムスン電子は最近、華城事業部の再編を行い、システム半導体生産ラインを器興事業部などに移した。韓国メトロ紙などが報じている。
これはLSI事業部の強化の一環だ。メモリ事業部への依存度を減らし、独立性を強化する。サムスン電子は、今後、器興事業部ではシステム半導体を、平沢事業部ではNAND型フラッシュを中心としたメモリー半導体を主力に生産するシステムを継続するようだ。華城事業部では、D-RAMとEUVラインを稼働させる。
サムスン電子は今年初め、10年以上にわたり113兆ウォンを投資するという「半導体ビジョン2030」を発表し、システム半導体の育成計画に着手している。サムスン電子は、そのために、センサー事業部を新設するなど、着実に準備作業を進めてきた。今年の役員人事でもLSI事業部の役員昇進が大幅に増える可能性が高いとみられている。
SKハイニックスも清州メモリラインの一部をカメライメージセンサー(CIS)に切り替え、東京にも同センサーの研究開発(R&D)センターを開設するなど、システム半導体事業に力を入れ始めた。
半導体業界がシステム半導体育成に乗り出す最大の理由は、メモリ偏重を解消するためだ。システム半導体は安定した成長を見せる一方で、メモリー半導体は好不調の波がある。

国際半導体材料機器協会(SEMI)によると、第3四半期世界の半導体装置の売上高は、前期比12%成長したが、欧州と韓国は下落した。元々生産量の低い欧州半導体産業の規模を考えると、実質的に韓国のみが設備を減らしたということになる。
一方、システム半導体を主力とする台湾(21%)と北米(47%)は大幅成長。台湾はファウンドリ業界1位のTSMCが、北米にはシステム半導体世界1位のインテルがいる。メモリが不況のなか、システム半導体市場は成長した形だ。

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