サムスン電子は、グローバル海運会社であるMSCクルーズの「グランディオサ(Grandiosa)」号に超大型スマートLEDサイネージを供給したと9日、明らかにした。
2019年11月、イタリアでの運航を開始したグランディオサ号は世界で6番目に大きい超大型クルーズ船であり、最大6334人まで収容でき、全長は331mに達する。
サムスン電子は、グランディオサ号内部天井に全体面積580㎡のカーブドLEDサイネージを設置した。 全体の長さは93mで、英国ロンドンのランドマークであるビッグベンの高さと同じになる。
ここで使用された製品は、屋内LEDサイネージの「IF040H-D」モデルであり、最大1700ニット、明るい室内でも鮮明で鮮やかな映像を提供できるのが特徴である。
また、24時間駆動が可能であり、昼と夜に適した様々なコンテンツを乗客に提供し、室内の雰囲気をドラマチックに演出してくれる。
一方、サムスン電子がグランディオサ号に設置したLEDサイネージは、5日(現地時間)、英国の有名デジタルサイネージ専門媒体である「DailyDOOH(Digital Out of Home)」が授与する「最高の顧客体験を与える製品」に 選ばれた。
2019年に8回目を迎えた「DailyDOOH賞」は、毎年、さまざまなディスプレイの設置事例を審査して授与する賞である。
MSC最高経営革新責任者ルカ・プロンザティ(Luca Pronzati)は「クルーズに搭乗した乗客がサムスンのスマートLEDサイネージを介して、華やかで多様なコンテンツを体験することで、特別な感動と思い出を作ることができるようになった」とし「このサイネージは、 サムスン電子とMSCクルーズとの完璧なコラボレーションで誕生した作品」と述べた。
キム・ソッキ サムスン電子映像ディスプレー事業部副社長は「サムスン電子サイネージが、業界の専門家から最高の評価を受けることになって嬉しい」とし「今後も様々な顧客に差別化された経験と価値を持続的に伝えることができるよう努力する」と述べた。