LGディスプレイが有機EL生産ラインを高度化へ、LTPOにシフトか

LGディスプレイが来年、OLED(有機EL)生産ラインの高度化に乗り出すとみられる。韓国メディア・ジイレックが報じた。
現在、京畿道の坡州(パジュ)にある第6世代(1500x1850mm)フレキシブルOLED生産ライン(E6ライン)にタッチ一体型設備を増設し、バックプレーン(backplane)工程をポリシリコン(LTPS)からポリシリコンオキサイド(LTPO)にシフトするという。 E6ラインは、「アップル専用ライン」であるとのこと。 今年下半期からAppleのiPhone用フレキシブルOLEDパネルの量産を開始したといい、タッチ一体型装置は、来年初めに入荷予定という。

タッチ一体型に必要な機器は、第6世代のハーフカット(1500x925mm)サイズフォトプロセス機器であり、サムスンディスプレイがワイオクタ(Y-OCTA)という名称で、最初の商用化した技術である。 LGディスプレイはタッチオンセル(TOC:Toch On Cell)という名称を用いていると伝えられている。

ジイレックの報道によると、E6ラインで、現在生産されているOLEDバックプレーンは、LTPS薄膜トランジスタ(TFT)であるとのこと。 LTPO TFTを作成するには、既存のLTPSの生産ラインに酸化用設備を追加する必要がある。 LTPO TFTは、従来のLTPS素子の駆動に使われる複数のトランジスタのうち、スイッチングトランジスタをオキシド(Oxide)に変えて作った低消費電力のTFTであるとのこと。
LGディスプレイは来年下半期、E6ラインにオキシド用設備を導入する方向で機器メーカーと話し合っているとし、酸化用に追加された設備は、月3万枚の生産能力であると伝えている。

LTPOは、Appleが昨年、「アップルウォッチシリーズ4」に初めて商用化した低消費電力OLEDディスプレイ技術である。 ジイレックは「スマートウォッチ用ディスプレイは、面積も小さく数量も少ないので、第6世代の生産ラインで何度か流すだけで対応が可能である」との業界関係者のコメントを紹介している。

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