サムスンとLGがCESを前に前哨戦、ディスプレイ認証めぐり

来月7日から米国ラスベガスで開催される世界最大の家電見本市「CES 2020」において、サムスン電子とLG電子がプレミアム8K(超高画質)TVの新製品を公開すると予想されるなか、フェア開始前から両社が神経戦を繰り広げている。
本誌でも報じたとおり、サムスン電子は25日、業界初の8K HDMI 2.1映像規格の認証を取得したと発表した。
認証は、HDMI規格を担当するHDMI協会が、公式認定HDMI認証センターを介して行った。 サムスン電子がすでに販売した2019年型8K TVにも適用されている規格であり、4K映像は、毎秒120枚、8K映像は60枚再生できるという。
サムスン電子は、発表にあたり、2020年に発売される新製品TVにもHDMI 2.1の認証を適用することはもちろん、8Kの生態系の拡張によって、消費者によりダイナミックな体験を提供すると強調していた。

しかし、LG電子側は、その映像規格は、すでにLG電子の8K TV全モデルに適用されているものであり、LGも同じ認証センターで認証を受けたと述べた。
韓国のチョソンビズ誌は業界関係者の話として、「すでに業界で適用されてきた機能を業界で初めて認証受けたかのように喧伝するのは消費者を混乱させる」とし「(正確には)認証そのものではなく、認証の事実を公開したのが初というこ」と指摘した。
IHSマークィットによると、サムスン電子は、8K TV市場において85%のシェアを占め、同市場をリードしている。 2020年には超プレミアム(QLED)8K TVと、大衆向けのLCDパネル8K TVによるツートラック戦略で販売量を拡大する方針だ。

LG電子もCES 2020を起点に8K TV製品を大量にリリースするものと予想されている。 ノ・ギョンタク ユージン投資証券研究員は「来年LGディスプレイの中国広州工場が正常に稼動すれば、OLEDパネル出荷量が2倍近くに増え、価格競争力のあるOLED TVを積極的に販売することになるだろう」と予想した。
IHSマークィットは今年、約12万7000台(予測値)にとどまった8K TV出荷量が2020年32万台に151%増加すると予測している。

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