サムスンがインドでのTV生産を再開、関税撤廃受け

サムスン電子がインドでのTV生産を再開する。同国の関税引き上げを受け生産ラインを閉鎖して以来15ヶ月ぶりの再開となる​だ。

インドのメディアなどによると、サムスン電子は最近、インド製ディクソンテクノロジーズと契約を結んだという。同系列を介したOEM方式による生産をするとのこと。

ディクソンは、インド南部のアンドラプラデシュ州ティルパティ工場で製品を生産する計画である。ディクソンは現在、サムスン電子の洗濯機と低価格フィーチャーフォンも生産している。

サムスン電子は、インド政府が2018年2月にLCD・LED・OLEDパネルなどを対象としたTV主要部品の関税を引き上げたことから、同年10月にTVの現地TV生産を停止していた。

しかし、インド政府が電子業界の苦情を受け入れ、昨年9月にTVオープンセルパネル(open cell panel)に課さた5%の関税を廃止した。

生産を再開するサムスン電子は、これを機に、30〜40インチの中低価格ラインナップをさらに強化するため、ディクソンに生産を委託するようだ。ディクソンは、部品の調達から組み立てまでの生産工程のほとんどを担当するとしたいう。

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