サムスンとLG、米CESで計300件超の受賞。

サムスン電子とLG電子は、10日(現地時間)に閉幕した世界最大の家電・情報技術(IT)展示会「CES 2020」において、主幹事である米国の消費者技術協会(CTA)が授与する「CES最高革新賞」をそれぞれ受賞した。

12日、サムスン電子は、今回のCESにおいて、CES革新賞46件を含めて、全198の賞を獲得したと発表した。 2020年型量子ドット発光ダイオード(QLED)8K TVは、IT専門媒体であるテックレーダー、トラステッドレビュー、ポケットリント、ディーディーネットなどから「CES最高製品」として選出された。特に、ディープラーニング技術が搭載された「AI量子プロセッサ」と、画面の99%まで活用可能な「インフィニティデザイン」、8K画質にふさわしい豊かなサラウンド音質などは、多数のグローバルメディアより好評を得た。

テックレーダーは「2020年最高の技術のリストに1つの製品をあげるなら、サムスンのQLED 8Kを選ぶことができるだろうと」と評価した。生活家電部門では、ファミリーハブ冷蔵庫が5年連続でCTAが選出する革新賞を受賞し、今回初めて披露されたキューブ冷蔵庫も高評価だった。

この日、LG電子も「CES最高革新賞」などを含む全119の賞を受賞した。このうち半分以上は、有機発光ダイオード(OLED)TVなどTV関連製品が占めており、技術的なリーダーシップが認められた形だ。プレミアム家電についても複数の賞を受賞している。

米国IT専門媒体タムスガイドは、LG電子が今年初めて披露した「TVの壁密着デザイン」について、「LGの有機ELTVがより洗練された」と高評価を与えた。

(写真:サムスン電子開発/企画担当者が2020年型QLED8Kが受賞したCES革新賞などの盾を持って記念撮影をしている=サムスン電子提供)

関連記事

特集記事

エレクトロニクス業界リサーチやコンサルティング、コーディネーションのご相談はこちらまで

ランキング

  1. 1

    シャープからサムスンに転職したエンジニアが語る「サムスンが優秀な理由」

  2. 2

    スマホ世界一のサムスン電子が日本市場で苦戦中、iPhoneとは対照的

  3. 3

    Galaxy S23 ultraの色やエッジは? 「薄くなって平らになる」

  4. 4

    味の素社が製造するABFの調達懸念で韓国半導体業界は非常事態に…なぜ?

  5. 5

    Galaxy S22の購入者、発熱問題でサムスン電子を相手に集団訴訟を予告

  6. 6

    LCD事業の撤退を急ぐサムスンディスプレイ…今年6月に生産終了へ向け調整

  7. 7

    再びやってきたGalaxyの危機、「バッテリー爆発」Note7の事態を振り返る

  8. 8

    「二つ折り」サムスンの新商品フォルダブルフォン「フレックス」公開

  9. 9

    ウクライナ事態で希少ガス「ネオン」の価格が高騰…ポスコに関心集まる

  10. 10

    サムスン電子、横にもワイドな「ㄱ字型」のフォルダブルフォンを発売へ

TWITTER

「Galaxy Z4 vs iPhone14 vs Mate50」韓米中の戦略スマホがビッグマッチ
#コリアエレクトロニクス
https://korea-elec.jp/post/22091603/

米EV補助金の中止で暗雲が立ち込める現代自動車グループ、解決策はあるか
#コリアエレクトロニクス
https://korea-elec.jp/post/22091602/

K-半導体、需要低迷による危機が懸念される中、韓国企業は投資で正面勝負に
#コリアエレクトロニクス
https://korea-elec.jp/post/22091601/

BOE、昨年米国での出願特許1位・サムスンDは2位…技術覇権争い激化
#コリアエレクトロニクス
https://korea-elec.jp/post/22091502/

サムスンSDI、独BMWと北米にEVバッテリー工場設立の可能性
#コリアエレクトロニクス
https://korea-elec.jp/post/22091501/

Load More
TOP