サムスンに30代専務が登場、インド出身のNEO開発者

サムスン電子に30代の専務が生まれた。この度、専務に昇格したのはプラーナヴ・ミストゥリー(Pranav Mistry)氏。前職はサムスンリサーチアメリカ(SRA)の所属研究員から昇格した。21日に行われたサムスン電子の定期役員人事において発表された。

SRAにおいてシンクタンクチームの責任者を務めたトゥ氏について、サムスン電子は「ロボットコンセプトの発掘と核心技術の確保で成果を上げた」と評価した。

また「社内ベンチャー組織であるスター・ラブス(STAR Labs)を新設しAIベースのサービスの開発を推進するなど、新事業の発掘に貢献」と説明した。

韓国メディアによると、現在、サムスン電子で30代の専務はミストゥリー氏のみであるという。サムスン電子の未登録役員を含めても、昨年ベイン・アンド・カンパニーから迎え入れたグ・ジャチョン常務と、今回の定期役員人事で昇進したマチュー・アポテカー(Mathieu Apotheker)氏が同じ年齢だという。

同氏は、インドのグジャラート大学でコンピュータ工学を専攻した後、インドのボンベイ技術研究院(IITボンベイ)でデザインの修士号を取得。以降MITメディアラボで博士号を取得し、マイクロソフト(MS)、Google、米国航空宇宙局(NASA)、ユネスコ、日本の科学技術振興機構(JST)などでの勤務歴がある。

同氏は、2009年MITテクノロジーレビューが発表した「世界で最も影響力のある若手科学者35人」のリストに入った人物であり、マイクロソフトでUXリサーチの研究をした後にMITに移籍し、2012年からサムスン電子に所属した。

同氏は、サムスン電子入社後わずか2年で常務に昇進。当時、彼の年齢は33歳であり、業界では「破格の人事」という評価された。韓国メディアによると、当時、同氏は米国のシリコンバレー研究所においてウェアラブル機器であるギャラクシーギアの新しいモデルを提案。全方位(360度)の3次元(3D)映像撮影カメラを開発し、革新的なユーザー体験(UX)を提供したという評価を受けたという。

以後、同氏は、シリコンバレーにおいてSRA所属の研究者とともに人工知能、ビッグデータ、ロボット、ウェアラブルなどの新しい技術の開発に取り組んだという。

先日、開催された米国「CES 2020」では、サムスン電子の社内ベンチャー組織として設立されたスター・ラブス(STAR Labs・Samsung Technology&Advanced Research)所属の社員と参加。そこで、スター・ラボラトリーズが密かに開発中だった人工人間(Artificial Human)プロジェクト「ネオン(NEON)」を披露した。ネオンはスター・ラブスが開発した「コアR3」ソフトウェアを利用して作成された仮想人間の一種である。

サムスン電子の関係者は、「成果主義の原則に基づいて、年齢や年次に関係なく、成果と能力を保有している人材について抜擢人事を拡大した」とし「多様性強化のための外国人のための昇進門戸を拡大する」と説明した。

(写真:Pranav Mistry氏)

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