LGディスプレイが昨年実績発表。1兆ウォン超の大幅損失

LGディスプレイは31日、第4四半期および通年の実績を発表した。昨年の連結ベースの営業損失は1兆3594億ウォン(約1248億円)であった。売上高は3.54%減の23兆4756億ウォン(約2.2兆円)であると明らかにした。

LCD事業は、中国低価格メーカーとの競争激化により収益性が悪化したと思われる。

第4四半期の売上高は6兆4217億ウォンであり、前四半期の売上高5兆8217億ウォンに比べ6000億ウォン(約550億円=10.3%)増加した。営業損失は4219億ウォン(約387億円)で、前四半期の営業損失4367億ウォン(約400億円)に比べ148億ウォン(約14億円)減少した。

LGディスプレイによると、OLED(有機発光ダイオード)TVとP-OLED(プラスチックOLED)、スマートフォンの出荷の増加などにより、面積当たりの販売価格は前四半期比で18%上昇し、売上高が増加したという。しかし、P-OLED本格量産に伴う固定費の増加と液晶表示装置(LCD)の構造革新のプロセスの損失により赤字幅の改善が大きくなかったという。

LGディスプレイの最高財務責任者(CFO)であるソ・ドンフイ専務は、第4四半期の負債比率が185%に達したことと関連し、「資産の損傷の処理に応じて一時的に高くなったが、徐々に改善されるだろう」と強調した。

また、彼は「不確実性を除去し、未来のビジネスの変動を縮小するという点で、むしろ肯定的な効果が期待される」とし「減価償却費も今後5年間、毎年3000億ウォン(約275億円)ほど減少するだろう」と明らかにした。

LGディスプレイは中国発のLCD供給過剰に伴う販売価格の下落やグローバル競争の激化により経営環境が悪化。そのため、競争力のない「脱LCD」をはかり、OLED部門にリソースを増やす旨の構造調整に取り組んでいる。

LGディスプレイは、P-OLED(プラスチックOLED)事業を、今後の成長の分野と見立てリソースを集中している。LGディスプレイのCFO(最高財務責任者)であるソ・ドンフイ専務は、現在P-OLED事業環境は決して容易ではないが、同事業運営の成長基盤を着実に作っていくだろうと強調した。

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