サムスン電子は30日、第4四半期の業績を発表した後のカンファレンスコールにおいて「DラムのいくつかのラインをCMOSイメージセンサーに切り替える計画は、既存の計画通り行う」とし「平沢(ピョンテク=同社工場)の運営も市場の需要変動合わせ弾力的に行う」と明らかにした。
また、SKハイニクスの関係者も31日に開かれた実績発表後のカンファレンスコールにおいて、「CIS(イメージセンサー)のキャパは8インチファブを活用し供給メインだったが、ご存知のようにM10工場のDラムキャパを切り替えながら、12インチの画像センサーのキャパを増やし続けている」とし「これにより、顧客の需要に対応することができると予想しており、12インチキャパの規模はDラムキャパと1:1で対応されるものではなく、切り替えがすべてなされたとしてもさほど大きな規模ではないが、全体の供給需要を満たすレベルにはなるだろう」と述べた。
同関係者は「イメージセンサーの需要は、今年のスマートフォンセットメーカーの需要がプラスに転じると予想され、5Gフォンの需要とトリプルカメラ採用需要など、全体的に急速に成長すると見られる」とし「特に高画素製品の需要が増え、続いて中低画素を含む全製品の供給がタイトになっており、当社の主力製品である2000万画素以下の供給も増やし続けている」と述べた。
続いて「私たちの主な顧客は、ラップトップ、世界のスマートフォンメーカーであり、特に中低仕様の製品を主に供給している」とし「同市場の供給不足に最大限対応しながら収益を最大化していく計画だ」と語った。