シャオミが1億画素のカメラレンズなどを搭載したフラッグシップモデル「Mi10」シリーズを発売した。
同社の雷軍CEOは13日、オンラインイベントを通じて、同シリーズ2種を公開し、「シャオミの10年を集大成した力作」と紹介した。
5G単独モデルであるMi10シリーズで最も注目を集めるのはカメラだ。イベントの発表に先立ち、レイCEOは「ギャラクシーS20の最上位モデルが1億画素のカメラを搭載したが、Mi10は全シリーズが1億画素のカメラを付けた」とSNSで強調していた。
実際に、Mi10シリーズには1億800万画素のメイン広角カメラが搭載される。サムスン電子が前日発表したギャラクシーS20シリーズのプレミアムモデル「ギャラクシーS20ウルトラ」と同じ性能である。ギャラクシーS20のように8K動画撮影にも対応する。
雷軍CEOは、イベントに先立ち、「ギャラクシーS20」シリーズが高価な理由として「LPDDR5 + UFS3.0」DRAMとNAND型フラッシュの組み合わせのためであると評価していた。Mi10もLPDDR5を採用したが、同ProはギャラクシーS20ウルトラに比べ約半額となっている。
同製品には90Hz(ヘルツ)のリフレッシュレートをサポートする6.67インチ「フルHD+アモレッド(AMOLED)パネル」が適用。5G(第5世代通信)と人工知能(AI)に最適化されチップセットであるスナップドラゴン865プロセッサと最大16GBの容量の「LPDDR5」DRAM、50Wの高速充電に対応した4500mAhバッテリーが搭載される。30Wの無線充電・10W駅無線充電も可能である。
スマートフォンの後発走者であるシャオミだが、インド市場ではサムスンを抑えシェア1位を占めている。
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