韓国企業がフォトレジスト原料の量産拡大

韓国のKISCO社(Kyung-In Synthetic Corporation)が、フォトレジストの原料の生産を拡大する。
業界によると、同社は日本の感光材企業であるダイトーケミックス社との合弁会社であるダイトーキスコ社(DATI-KISCO Corporation)と共に、韓国の益山(イクサン)に設立した感光材生産工場が、今月中にも量産に入るという。
同工場は全羅北道益山市の第3一般産業団地にある。同工場は、KISCO社がダイトーキスコ社と共に約500億ウォンを投資して建設した次世代生産基地であるという。
KISCO社は2018年6月に全羅北道益山市との間で、約12万平方メートルの敷地への投資覚書(MOU)を締結しており、その最初の投資として、延べ面積1万1,000平方メートルの規模に13個の施設建設に乗り出していた。昨年3月に着工に入り、現在はほぼ完成。試験段階を終え、今月中に量産に入るという。
益山工場では、フォトレジスト(Photoresist、PR)の主要な原材料である感光剤(PAC、Photo Active Compound)と、感光剤の原材料であるDNQ(Diazonaphthoquinone)などを生産する。 PACはダイトーキスコが、DNQはKISCO社が生産するという。
年間生産規模はPACが約250トン、DNQが約300トンであるという。
チョ・ソンヨンKISCO代表は「全社員の努力と、政府、自治体、関係省庁の積極的な支援により、目標スケジュールに合わせて工場を完工することができた。」とし、「益山工場竣工により、半導体やディスプレイ用電子材料素材の専門メーカーとして、もう一段階成長できる基盤が整った」と述べた。
チョ代表は「今後、残りの3万坪の敷地にも段階的に投資を進め成長の勢いを強化し、地域経済の活性化と雇用創出にも積極的に先頭に立つ」と付け加えた。
一方、同社は、新型コロナウイルスの影響を鑑み、今月13日に予定していた益山工場の竣工式を暫定延期することにした。

(工場全景=KISCO社提供)

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