中国のスマートフォンパネル工場、稼働率80%回復見通しか

中国のスマートフォンパネル工場の稼動率が鈍い回復傾向を見せている。 韓国メディア・ジイレックによると、新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の発源地として知られる中国湖北省(武漢)にある工場を除けば、設備稼働率が今月80%に回復する見通しであるという。
同紙によると、中国スマートフォンパネルメーカーの工場稼働率が少しずつ上がっているという。 中国政府がコロナ19の拡散を阻止するため、旧正月の連休を延長し、住民の移動などを遮断したため、工場の人員復帰率が低かったが、徐々に改善しているそうだ。

ティエンマは、低温多結晶シリコン(LTPS)液晶表示装置(LCD)パネル工場の稼働率が、先月の85%から今月は95%へ上がる見通しであると同紙は伝えた。 一方、武漢にある非晶質シリコン(a-Si)LCDモジュール工場は稼働率が今月も50%にとどまる可能性が高いという。 先月の稼働率は30%に過ぎなかったとのこと。 有機発光ダイオード(OLED)工場のパネル新製品の開発も遅延の可能性が高いという。
BOEのa-Si工場の稼働率は今月80%に上がる見通しだという。 ここではバックライトユニット(BLU)などを生産する協力会社の人手不足の影響があるとのこと。 先月は稼働率が50%にとどまったと同紙は伝える。
BOEのLTPSおよびOLED工場稼働率はファーウェイが鍵を握ると同紙。 LTPS工場は、売り上げの割合が大きいファーウェイが新規発注を延期し、今月の稼働率が60%に止まる見通しだという。
CSOTは武漢にあるLTPS LCD工場の稼働率が今月も40%にとどまる見通しだという。 ここでは受注量も減少し、回復は容易ではないと同紙は伝える。 先月の稼働率は30%だったという。
CSOTのOLED生産計画も支障が生じたという。 CSOTはモトローラのフォルダブルフォンである「Razr」用の6.2インチパネルを納品する予定だったが、レーザー組立工場が武漢にあるため、ダメージ受けた形だ。 CSOTは今月、シャオミのフラッグシップスマートフォンである「Mi10」シリーズ用のフレキシブルOLEDパネルを量産する計画だったが、実際納入は早くても今月末になってようやく可能になる見通しであると同紙は指摘する。

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