韓国のSFA社がバッテリー組立工程の装置の拡大に乗り出す。同社は、バッテリー電解質を注入した後、不要なガスを除去するディゲシン(degassing)機器の開発に成功したという。韓国のメディア・ジイレックによると、顧客の確保に成功したスタッキング(Stacking)プロセス機器と共に、組立工程の装置全体の相乗効果があると予想する。
同紙によると、SFA社は、スタックに続いてディゲシン装置の開発を終えたと伝えられた。 4つの電池セルを同時に処理することができ、真空状態で1次、待機状態で2次シーリングを進行する仕組みだという。バッテリー異常の有無を再確認する検査(OCV:Delta Open Circuit Voltage)も行われるとのこと。物流、検査装置の競争力を組立工程まで拡大し、バッテリー市場を攻略するという戦略であると同紙は分析する。
当初の顧客はSKイノベーションが有力であるという。
SFA社がディゲシン装置の開発に成功し、バッテリー装置の市場競争が一層激しくなるとみられるという。最近バッテリーメーカーは、組立工程全体で複数のパートナーを活用する傾向にあるとのこと。
証券業界ではSFA社が来年までにバッテリー装置で1000億ウォンの売上高を達成すると予想されている。