LGの広州OLED工場、3月に量産開始か?最終テストのため300人派遣

(写真:中国広州にあるOLED工場=同社提供)
中国広州にあるLGディスプレイのOLED(有機発行ダイオード)工場が今月末にも稼働する予定であると韓国メディアが報じた。同社は先日、同工場の稼働準備のため、韓国から自社のエンジニアなどをチャーター便で派遣していた。
(参考記事:「LG、チャーター便で中国OLED工場に人材派遣へ」)
23日、韓国メディア・ヘラルド経済紙によると、LGディスプレイは広州工場の量産開始時期を3月末に定めたという。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、一部では5月ごろまでずれ込むのではないかという報道も一部であった。
(参考記事:「LGの広州OLED工場、量産開始は5月まで延期か?」)
同紙によると、LGディスプレイは26日、アシアナ航空のチャーター機によって、300人のスタッフを中国の広州に送る。スタッフはLGディスプレイ所属の研究員や技術者であり、事業部役員も一部含まれているという。
今回広州に投入されるスタッフは、量産のための最終点検が目的であるという。高温・低温テストなど終えた後、大きな問題がない場合は、すぐに量産に突入するとのこと。同紙によると、業界関係者は、「3月末を目標に一日でも繰り上げようと最善を尽くしている状況」とし「あまりにも変数が多いので、状況が刻々と変わり緊張している」と述べたという。
LGディスプレイは、22日午後に予め出張者を会社の寮に収容し一時的な隔離措置を行ったと同紙は伝える。寮で3日間、感染などの健康診断を行った後、中国の広州工場に向かうようだ。 LGディスプレイの関係者は、「中国政府との協議を通じ、最高の方策を検討している」と述べたという。
同紙は、LGディスプレイは、今年3月中に量産を約束した顧客社が少なくとも3社あると伝える。ほとんどが55インチ以上の大型OLEDパネルであるという。
現在、LGディスプレイの広州工場は量産のための準備をほぼ終えた状態であり、コロナ19の影響により最終テストなどが行えない状態だったとされる。
昨年8月に竣工した広州工場は、韓国の坡州(パジュ)工場に加え、大型OLED TV用パネルを供給するために構築した重要な施設である。
(参考記事:「[特集]LGの有機ELパネル供給に狂い。五輪商戦を前に不安広がる」)

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