サムスンSDI、正極材ベンチャーに投資へ

 
サムスンSDIが二次電池関連のスタートアップで韓国のエスエムラボ社(SMLAB)の株式取得に興味を示しているという。

6日、韓国のPAXNETNEWSによると、サムスンSDIは、現在進行中のエスエムラボ社のシリーズB投資に参加することを検討しているようだ。投資が確定することになれば、サムスングループ系列のサムスンベンチャー投資(Samsung Venture Investment) が主体として同投資に参加する見込みだ。

サムスンベンチャー投資は、サムスン系列会社が有限責任出資者(LP)として参加し個々のファンドを運用する「企業主導型ベンチャーキャピタル(CVC)」である。エスエムラボ社への投資は、サムスンSDIがLPとして参加しているベンチャーファンドから資金が執行される見通しだ。サムスンSDIは、サムスンベンチャー投資の「SVIC 15号新技術事業投資組合(約定総額:300億ウォン=約27億円)」と「SVIC 24号新技術事業投資組合(600億ウォン)」にLPとして参加している。

現在、エスエムラボ社は総550億ウォン(約490億円)以上の資金を調達するシリーズBの投資誘致作業を進めている。 「投資前の企業価値(Pre-money Value)」は、約800億ウォン(約71億円)と評価されているという。

エスエムラボ社は、二次電池関連材料の開発スタートアップだ。 2018年7月にチョ・ジェピル当時UNIST(蔚山科学技術院)エネルギー・化学工学部教授が創業した。チョ教授はサムスンSDIの元研究者であり、2014年からサムスンSDIとUNISTが共同で設立した未来型二次電池研究センターのセンター長も務めている。

エスエムラボ社は、リチウム二次電池の核心素材である正極材の専門企業だ。従来のバッテリーよりも効率が高いリチウムイオン(Li-ion)電池と全固体電池用のニッケル(Ni)系単結晶正極材料を開発中である。

同社の開発した素材に関しては、サムスンSDIに加え、SKイノベーションも関心を示しているという。PAXNETNEWSによると、エスエムラボ社の開発した素材は電気自動車、小型IT機器、エネルギー貯蔵装置(ESS)など、さまざまな分野に幅広く活用することができるという。

 
 

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