サムスンSDIが正極材で合弁会社設立、次世代バッテリー「Zen5」に供給へ

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サムスンSDIが正極材で合弁会社設立、次世代バッテリー「Zen5」に供給へ

サムスンSDIと、バッテリー正極材メーカーであるエコプロビーエム(ECOPROBM)社が合弁会社・エコプロイーエム社(에코프로이엠=ECOPROEM?)を設立する。以前からその可能性が伝えられていたが、10日、エコプロビーエム社が公示で明らかした。年内に浦項(ポハン)工場を着工するとみられる。

(参考記事:「サムスンSDIが正極材メーカーと合弁か?EVバッテリー生産安定のため」)

10日、エコプロビーエムは、電子公示を通じて「バッテリー正極材法人・エコプロイーエムを設立する」と明らかにした。エコプロビーエムとサムスンSDIは2021年までに合弁会社に、それぞれ720億ウォン(約67憶円)と480億ウォン(約45憶円)を投資する。持ち株比率は6対4となる。

今回の合弁会社設立に関しては、昨年7月から本格化していたといわれる。韓国メディア・ジイレックによると、ギム・ビョンフン エコプロビーエム代表は「サムスンSDIに専用の生産ラインを設け、その資金を受け取る方法など、さまざまな方法を検討中」と述べたことがあるという。

同紙によると、合弁会社(エコプロイーエム)の設立により、年内に韓国・浦項(ポハン)の迎日(ヨンイル)湾産業団地に新工場CAM6が建設され、2022年第1四半期から正極材の生産が可能になるという。サムスンSDIのハンガリー工場にほぼ供給されるものと推測される。サムスンSDIは、ハンガリー工場では「Zen5」と呼ばれる次世代バッテリーを2021年から量産する計画だ。

(参考記事:「サムスンSDIの次世代電池「Gen5」、NCA正極材活用へ」)

Zen5について、サムスンSDIの幹部は先日、ニッケル含有量が80%以上でエネルギー密度が20%以上高くKWh当たりバッテリーコストも20%以上削減するとの内容をメディアに説明していた。

CAM6工場の生産量は、年算7万トン規模と推定されている。年算7万トンであれば、年間生産出荷額は1兆ウォン半ば(1400億円前後)に達する推定されている。昨年完成した浦項新工場CAM5の生産能力(年算2万6000トン)の3倍に近い規模となる。エコプロビーエムが同工場建設のために投じた金額は1800億ウォン(約166億円)だった。


 
 
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