MLCC、村田の工場停止でサムスンの供給増か

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MLCC、村田の工場停止でサムスンの供給増か

 
日本の村田製作所が、新型コロナウイルスの影響でMLCC(積層セラミックコンデンサ)の生産拠点(福井県)の工場を稼働停止した。

韓国のDB金融投資は「村田のMLCCの生産能力は月に1200〜1300億個で業界1位」とし、「日本(60%)、中国(30%)、フィリピン(10%)で生産している。福井工場の稼動中断時期は短期間であるが、市場の在庫レベルが低いため注視する」とした。

チョソンビズ紙などによると、MLCCの業界 2位であるサムスン電気(Samsung Electro-Mechanics)の供給量が増える可能性について触れている。

MLCCは、電子製品の回路に電流が一定に流れるよう調節し、部品間の干渉現象を防いでくれる。最新のスマートフォン1台には、約1000個のMLCCが入り、各種IT製品に使われている。

同国のハンファ投資証券によると、2018年基準の世界MLCC市場シェアは、村田製作所(44%)、サムスン電機(22%)、太陽誘電(13%)、TDK(7%)、京セラ(5%)、台湾のヤゲオ(5%)の順であるとのこと。

同国のハイ投資証券は、「コロナにもかかわらず、サムスン電気のコンポーネントソリューション事業部の稼働率は、従来の計画通りに維持されていると把握される」とし「MLCCが汎用製品の性質の部品であることを勘案すれば、顧客が事態の長期化に備えて、先行の在庫を確保するものと推定される」とした。

MLCCの主要市場であるスマートフォンの販売不振は、業界に悪影響を及ぼすことが予想されている。サムスン電機の同売上は、スマートフォン用への依存度が高いとされる。

ただし、サーバー、ネットワークの需要が増えていることから、MLCCの価格が急激に落ちておらず、市場へのダメージは少ないとチョソンビズ紙は伝えいてる。

ハイ投資証券は、「5G(第5世代)端末の拡大に伴うセット(完成品)あたりMLCC採用量の増加は有効だ」とし「事態が落ち着けば、需要に基づいて実績反発が可能だろう」とした。
 


 
 
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