中国JHICCがDRAM事業を再始動か? 韓国紙報じる

半導体

中国JHICCがDRAM事業を再始動か? 韓国紙報じる

中国の半導体メーカーである福建晉華(JHICC)が、DRAMメモリの開発に再び着手したとみられている。
韓国の電子新聞(etnews)によると、これまで同社は米中貿易摩擦の影響によりDRAM事業を手放したとされていたが、最近になりメモリの研究開発(R&D)人材の採用に乗り出し、技術コンサルティング会社とも契約したという。 

最近、中国のメモリ半導体メーカーである長江メモリテクノロジーズ(YMTC/長江存儲科技)が128段NANDフラッシュの開発に成功しており、同紙は「半導体技術の自立に向けた中国の動きが尋常でないようだ」と伝えている。

福建晉華は求人情報を出しており、D-RAM研究開発のキャリア職の採用に乗り出したという。同社は、次世代DRAM製品のR&Dと、収率の最適化を研究する人材を探しているとされる。また同社は最近、半導体技術の専門業者とコンサルタント契約を結んだことも判明したという。

福建晉華はかつて中国の3大メモリメーカーとされた企業であり、2016年に中国政府と福建省などが56億ドルを投資して設立。中国政府は当時、メモリの中でも最高付加価値製品である「サーバー用DRAM」のメーカーとして、同社を育てようとしていた。

しかし、米中貿易摩擦の激化により、米国のアプライド・マテリアルズ(Applied Materials Inc)やラムリサーチ( Lam Research Co)、KLAなどから半導体製造装置を輸入できなくなった。更に、福建晉華の協力社だった台湾のファウンドリー・UMCも、アメリカの圧力により関連開発組織を解体したとされる。

同紙によると、福建晉華はDRAM事業進出を断念しファウンドリーとして事業転換するのではないかとみられていたが、今回の人材募集などで、同事業を諦めていなかったことが判明したと報じている。

ただ、同紙は、福建晉華がDRAMの量産に成功したとしても市場への影響は微々たるものと見ているとし、すでに競合他社との格差は大きいと伝えた。
 
 


 
 
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