LG化学、ガス事故の原因物質をインドから韓国に移送

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LG化学、ガス事故の原因物質をインドから韓国に移送

LG化学は、インド法人(LGポリマースインディア)の工場で発生したガス漏れ事故(7日)と関連し、事故の原因となった「スチレン」を韓国に移すと12日明らかにした。

韓国各紙によると、インドのアンドラプラデシュ州知事がLG化学側に対し「スチレン在庫の全量(1万3000t)の韓国への返送」を命じたという。スチレンは、プラスチック、包装容器、発泡スチロールなどの基礎原料である。

チョソンビズ紙によると、LG化学はすでに8000t分のスチレン在庫をインドから出荷しているという。保管中の残りの5000tも近いうちに出荷する予定であるとのこと。

LG化学は、同スチレンを全羅南道の麗水(ヨス)にあるLG化学の工場に移す計画であるという。インドから麗水まで4〜5日程度かかると伝えられている。

一方、7日に発生したガス漏れ事故では、工場周辺住民12人が死亡しており、住民数千人が病院で治療を受けたとされる。インド当局は、LGポリマース・インディア幹部を毒性物質管理不十分と過失致死などの疑いで立件した。

インドの環境裁判所は、LGポリマース・インディア側に5億ルピー(約7億円)を賠償金に備え供託するよう命じた。 LG化学は非常対策委員会を設置しており、シン・ハクチョル副会長など幹部がインド現地に赴くことを検討していると伝えられている。

聯合ニュースは、LGポリマース・インディア側が、設備拡張に際して有効な承認をインド当局から得ていなかったという英ガーディアンの報道を紹介。また、LGポリマース側が承認を得る前に稼働に入ったとするインド環境省の主張も伝えた。これに対し、LGポリマース側は、関連許認可をすべて取得しておりガーディアンなどの指摘は事実ではないと述べているという。
 
(参考記事:「LG化学が非常対策委員会、インドのガス工場事故で」)
(参考記事:「LG化学のインド工場でガス流出事故、死者11人、避難多数」)
 
 


 
 
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