韓国科政府、国内15社を「ユニコーン育成」対象に選定

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韓国科政府、国内15社を「ユニコーン育成」対象に選定

韓国の科学省(科学技術情報通信部)はユニコーン育成事業として自国の15社を選定した。

同省は17日、2020 年のグローバルICT未来ユニコーン育成事業(ICT GROWTH事業)に最終選定された15の企業を発表した。

同事業は、世界的な成長の可能性が高い情報通信技術(ICT)分野の有望企業を発掘し、海外進出、資金(投資・融資)の提供等、総合的な支援を通じて、将来のユニコーン企業に育成(〜2025年には、50社)するものであるという。

今回の募には計138社が申請し、9.2倍の競争率のなか、最終的に15社の企業を選定されたとのこと。今回選定された15社は、以下の通りである。

◆企業名 主な製品・サービス
・マスプレッソ(매스프레소)  人工知能による数学学習アプリ「クァンダ」
・ワンプレディック(원프레딕트)  人工知能による工業設備診断ソリューション
・オープンエッジテクノロジー(오픈엣지테크놀로지) 人工知能による半導体IPの設計
・アクリル(㈜아크릴) 人工知能による感性認識プラットフォーム
・Fitpet(㈜핏펫) ペットの尿検査キット
・クラウドワークス(크라우드웍스)  人工知能による学習データの収集・加工
・フロンティス(프론티스) インテリジェント仮想・拡張現実(VR / AR)技術
・ノウル(㈜노을) 人工知能による診断医療プラットフォーム
・アイヴス(㈜아이브스)  インテリジェント音源分析CCTV
・メディフューチャーズ(㈜메디퓨처스) 超音波医療機器
・スマートレーダーシステム(㈜스마트레이더시스템) 4 次元(4D)画像レーダーセンサー
・AITRICS(에이아이트릭스) 人工知能による病気診断支援システム
・Sentbe(센트비)  海外送金(フィンテック)
・ソーラーコネクト(솔라커넥트) エネルギーITプラットフォーム
・リンクショップス(㈜링크샵스) 卸・小売取引仲介システム

今回選定された企業は、科学省と信用保証基金、情報通信産業振興院、韓国通信事業者連合会、Born 2 Global Center、ソウル保証保険などの関連機関や官民の協力を通じた信用保証、投資誘致連携、海外進出アクセラレーティング、履行保証サポート、法律顧問など、これらをパッケージとした総合支援を受けることができるという。

例えば、信用保証基金からは3年間最大100億ウォン(=約8.7億円)の信用保証の支援を受けられ、韓国の通信事業者連合会が助成する韓国ICTファンド(KIF)を介してベンチャーキャピタル(VC)の投資誘致の機会を得ることができるという。

また、Born 2 Global Center(B2G、企業と政府との間の電子商取引)が提供する8週間の「B2G ブートキャンプ」や、製品のローカライズ(PMF、Product-Market Fit)相談など、海外進出のために事前に企業能力を強化しつつ、情報通信産業振興院の海外拠点(米国KICシリコンバレー、シンガポール海外IT支援センターなど)で提供される現地専門家の育成・相談(メンタリング)など、特別なプログラム(~3ヶ月)を通じて、グローバル・ユニコーン企業に成長するための土台を準備することができるという。併せてSGIソウル保証の保証保険サポート、ICT法諮問団の法律顧問サービスなど多方面からの集中的な支援を受けられるとのこと。

科学省のチャン・ソギョン第二次官は「能力のある情報通信技術(ICT)企業が新型コロナウイルス拡散により、最近、資金調達や海外進出などを萎縮させた面がある」と述べ、「成長の可能性が高いICT企業がポストコロナ時代に、危機をチャンスに転換し、グローバル市場でのユニコーン企業へと飛躍できるよう、政府が積極的に支援する」と述べた。
 


 
 
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