Q1の世界TV市場、韓国勢がシェア伸ばす。プレミアム製品は「サムスン一人勝ち」

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Q1の世界TV市場、韓国勢がシェア伸ばす。プレミアム製品は「サムスン一人勝ち」

新型コロナウィルスの影響で市場が委縮するなか、今年第1四半期の世界のTV市場において、韓国のテレビメーカーであるサムスンとLGはいずれもシェアを伸ばしたことが分かった。

20日、グローバル市場調査会社オームディア(旧IHS)は、第1四半期のサムスン電子製QLED TV売上額は20億4900万ドル(約2,200億円)となり、前年同期比で10.8%増加したと発表した。全QLED TV市場の売上高は22億4799万ドル(約2,400億円)であったとし、昨年同期比で20%近く成長した。韓国各紙も報じた。

第1四半期(売上ベース)のサムスン電子のシェアは32.4%、LGは18.7%となっており、前年同期比でいずれもシェア率は上昇している。
サムスン電子とLGは、QLEDやOLED TVといったプレミアム製品や、75インチ以上の大型TVを中心に販売。コロナ禍により市場が萎縮傾向を示す中、主力市場である北米と欧州で、着実に実績をあげたことが結果につながったようだ。

第1四半期、プレミアムTVに分類される2500ドル以上のTV市場において、サムスン電子は48.8%のシェアを占めた。一方のLGも、75インチ以上の大型TV市場では、サムスン電子に次ぐ20%超のシェアを占めた。ただし、サムスンが昨年第1四半期にも10%を超える成長を記録した一方、LGのOLED TVは売上ベースで6億8800万ドル(約741億円)となり、前年同期比で15%近くのマイナスとなった。

また、OLED TV市場では1位のLGだけでなく、2位のソニーも販売が停滞している。第1四半期、ソニーは2億6900万ドル(約290億円)の販売実績であったが、前年同期比で20%近く減少した。新型コロナウィルスの影響により、第1四半期の全TV市場は前年同期比18%近いマイナスとなっている。

韓国のニューデイリー経済紙は、「新型コロナウィルスにより、スマートフォンと同様に大きな影響を受けるものと推測されたTV市場だが、蓋を開けてみると、サムスン電子の一人勝ちという状況となった」と伝えている。また、同紙は、第2四半期からは、北米や欧州市場でも本格的な需要の減少が始まっており、さらなる影響が出るとも予想している。
 
(参考記事:「[特集] サムスンの次世代ディスプレイの研究 (上)」)
(参考記事:「[特集] サムスンの次世代ディスプレイの研究 (下)」)
(参考記事:「[特集]LGの有機ELパネル供給に狂い。五輪商戦を前に不安広がる」)
 


 
 
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