化学物質の調達などで迅速許可 韓国環境省が報告

半導体 研究開発

化学物質の調達などで迅速許可 韓国環境省が報告

韓国政府が、新型コロナウイルスや日本の輸出規制(管理強化)の影響を解消するため、半導体など国内企業による化学物質の輸入や登録などにファーストトラックを積極的に適用していることが分かった。

20日、韓国環境省(環境部)は、日本の輸出規制や新型コロナウイルスよって影響を受ける化学物質などのサプライチェーン安定化のための「関係省庁合同対策」を発表し、「化学物質の登録評価法(以下、化評法)」および「化学物質管理法(以下、化管法)」の許認可に伴うファーストトラックを支援していると明らかにした

現在、環境省が実施している同ファーストトラックは▲有害化学物質取扱施設の許認可審査期間の短縮(最大75日→30日)▲化学物質の登録処理期間の短縮(30日→即時処理)▲研究開発(R&D)の登録免除確認処理期間の短縮(14日→翌日)などである。日本の輸出規制と新型コロナウイルスの長期化により、原材料の需給などで困難を抱える事業所に適用していると同省は説明した。

環境省によると、これまで主に日本とヨーロッパなどから原料を輸入していた国内の半導体企業や二次電池などの原料生産業界が、日本の輸出規制と新型コロナウイルスにより、原料の国産化のために工場を迅速に新・増設する過程で、同ファーストトラックが適用され、その結果、現在までに合計32社の15種、37件の許認可期間が短縮されたと明らかにした。

有害化学物質の取扱い施設で許認可ファーストトラックに11社(12件)、化学物質の登録および登録免除確認期間の短縮に24社が4種の化学物質について25件のファーストトラックを受けたという。

上記12件のファーストトラックの申請者は、取扱施設の許認可期間の短縮により、平均処理期間が従来の75日から30日以内と大幅に減少され、フッ酸などの需給量が平均61%(10万5千トン→16万6千トン)増加したという。(※編集者注:同申請者はソルブレイン社と推定される)

環境省は、今年の5月にファーストトラックのサポートを受けた企業を対象に抜き打ち検査を実施したが、違反はないことが確認されたことも明らかにした。同省は、今後さらに同ファーストトラックを強化する予定であるという。

環境省のファン・ソクテ生活環境政策室長は、「「K-防疫」により、国民と政府が力を合わせ、新型コロナウイルスに打ち勝った」とし、「化学の安全(受給)においても、企業や政府、社会が力を合わせれば、経済を活性化させながらも国民の安全を守ることができると思う」と述べた。また、「許認可期間の短縮を通じた複数の良い事例が出ているので、今後も国民の安全を守るという原則の下、企業が困難な状況を乗り越えていくことができるよう積極的に支援する」と述べた。
 
(参考記事:「韓国産業省、フッ酸など国産化強調。コロナで確保品目を拡大へ」)
 


 
 
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