LG系列研究院、中国ティアンマにディスプレイ用印刷装置供給か

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LG系列研究院、中国ティアンマにディスプレイ用印刷装置供給か

LG電子の生産技術研究院がディスプレイ用のインクジェット印刷装置を中国企業に供給したという。同装置はOLEDの収率を高めることから、韓国内では警戒の声が出ているとZDNet Koreaが2日報じた。

同紙によると、供給先は中国のディスプレイメーカーであるティアンマだ。同紙は「LG電子の生産技術研究院は先月11日、中国のティアンマにインクジェット印刷装置を供給した」とし、「これは、中国武漢にあるティアンマの第6世代の有機発光ダイオード(OLED)の生産ラインに導入される予定である」と報じた。

納品されたインクジェット印刷装置について、同紙は、「有機発光ダイオード素子を保護する薄膜封止層を蒸着する装置であり、酸素と水分に弱い有機発光ダイオードを保護し、生産収率(歩留まり)の向上に貢献する」と分析。

ZDNet Koreaによると、生産技術研究院は、同じ中国のディスプレイメーカーであるBOEにも印刷装置の供給に乗り出すとの業界観測を伝えた。同紙は、「BOEは、アップルに続き、サムスン電子にもフレキシブル有機発光ダイオードの供給を打診している中で、インクジェット装置を通じた生産歩留まりの向上に関心が大きいというのが理由」と推測した。

これに対して業界内では、LGディスプレイのOLED製造技術がキャッチアップされるのではないかという警戒の声が出ているようだ。同時に、機器の導入だけで技術流出が発生するという考えは現実性がないとの分析も同紙は紹介した。

同紙は、「生産技術研究院はLGグループ内の製造競争力向上を目指し、LGディスプレイ、LGイノテックなど電子系列会社の素材と装置を開発・提供する生産革新の組織の一つだ」であると伝えた。
 
 


 
 
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