サムスンSDIが、高密度・大容量バッテリーの生産のために、スタッキング工程を導入することにしたと報じられている。
7日、韓国メディア「電子新聞」は、「サムスンSDIがスタッキング方式のバッテリーの製造を準備していることがわかった」とし、「同社は天安(チョナン)にパイロットラインを作って試験生産したのに続き、ハンガリー工場で量産ラインを構築中である」と伝えた。
同紙によると、サムスンSDIは、これまで正極材、分離膜、陰極材を「グルグル巻きにする」ワインディング方式を活用してきたが、よりエネルギー密度が高いバッテリーを製造するためにスタッキング方式に変更するようだ。
スタッキング方式は、正極材、陰極材、分離膜の合わさった個々のセルを重ねる方式だ。無駄なスペースが発生しないことから、エネルギー密度が高くなるとされる。
具体的な量産時期は確認されなかったが、業界関係者の話などから、「ハンガリーのスタッキングラインは来年捕獲稼働する見通し」であると同紙は伝えた。サムスンSDIは、4月、ハンガリーの工場増設のためにチャーター機を投入している。
LG化学もSKイノベーションもスタッキング方式を採用している。