AI半導体に力を入れるサムスン…アップルの元主席エンジニアを招致か?

半導体 研究開発

AI半導体に力を入れるサムスン…アップルの元主席エンジニアを招致か?

サムスン電子が、AI(人工知能)分野で世界的な権威とされるスン・ヒョンジュン米プリンストン大学教授をサムスンリサーチ所長に内定したことに続き、アップル出身の人工知能半導体専門家のスカウトを打診しているという。
(参考記事:「AIの世界的権威がサムスンの研究組織所長に就任へ」)
 
ZDNet Koreaは24日、「半導体業界によるとサムスン電子は人工知能事業強化のためにDEEPXのキム・ノグォン代表をサムスン電子システムLSI事業部の重役で新しく選任する案を検討中」であると報じた。
同紙によると、キム・ノグォン代表はブロードコム、IBM、シスコシステムズ、アップルなどを経たシステム半導体設計の専門家だ。アップルでは「iPhone X」用A11バイオニックアプリケーションプロセッサ設計を主導したとされる。
同紙によると、関係者は、サムスンはキム代表をスカウトすることで、次世代アプリケーションプロセッサ(AP)を始め、人工知能具現のため神経網処理装置(NPU)の設計と開発を任せることになるという。
2018年に設立されたDEEPXは、IoTとエッジデバイス応用のためのNPUを開発する韓国のスタートアップであり、2019年には韓国初となるエッジ用NPU開発に成功したとされる。

DEEPXのキム代表は、電子部品研究所(KETI)専任研究員を経て、2007年にアメリカUCLAで博士課程在籍中にIBMワトソン研究所の提案でディープラーニングハードウェアプロセッサ開発(2010年)に挑み人工知能半導体開発の専門家の道を歩んできたとされる。2011年に博士号を取得した後、シスコシステムズを経てアップルに入社(首席エンジニア)。iPhone及びiPadシリーズに適用されるAP設計と開発を任されたと伝えられる。2018年にDEEPX創立と同時にアメリカ法人を設立。現在DEEPXは12件以上のNPU関連特許を保有しており、韓国政府の「次世代知能型半導体技術開発」事業の責任機関として選定されたという。

ZDNet Koreaは、「一角では、サムスン電子が人工知能技術で半導体生産向上の生産効率性を高めると同時に人工知能ソリューションを活用した次世代半導体開発(設計)を支援する活動も強化すると見られている」とし、「これは最近半導体設計において集積度(微細工程)の増加が高性能、高効率の特性を持った半導体開発に適用されているため」であると分析した。
 
(参考記事:「韓国政府がAI半導体開発に1兆ウォン超、サムスンなど後押しか」)
(参考記事:「韓国研究陣、NPUベースのAI半導体開発」)
 


 
 
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