韓国のメモリ半導体、昨年から対中国輸出が減少…台湾やASEANが代替

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韓国のメモリ半導体、昨年から対中国輸出が減少…台湾やASEANが代替

中国の輸入市場において、韓国の半導体のシェアが減少しており、台湾やASEAN企業に代替されているという分析が出ている。

韓国の対外経済政策研究院(KIEP)は7日、「最近の対中国輸出急減の原因と課題」というレポートにおいて、「中国の輸入市場内で韓国のシェアが急落し、特にメモリー半導体輸出の減少が目立った」と述べた。

昨年、韓国の対中国輸出は前年同期比16.0%減少した。メモリー半導体の輸出額が1年前より193億8000万ドル減ったが、これは対中国輸出額減少分の62.7%に達する水準だという。対中国輸出鈍化は、半導体の輸出不振に起因することになる。

中国の情報通信技術(ICT)の輸入市場においても、韓国が占めるシェアは昨年同3.5%下落した。一方、台湾とASEANのシェアはそれぞれ1.72%、2.47%上昇した。

KIEPは、「対中国の電子部品の輸出市場は、台湾とASEANに蚕食されている」とし、「韓国が喪失した市場を、これら国が代替した」と分析した。

一方で、中国は米国と第1段階の貿易合意を結んでおり、韓国産製品の代わりに、米国産のものを輸入する可能性もあるという。

KIEPは、「米国と競争関係にある産業機械、電気機器、装置、半導体など工業製品は、米国産が韓国産を代替する可能性もある」とし「(貿易合意が履行されれば)今年の韓国の対中国輸出は、最大37億〜 50億ドル減少する」と推定した。

KIEPは、「短期的には新型コロナウイルス感染症リスクや、中国による米国産輸入の増加など、韓国産の物品が代替される可能性に備えなければならない」とし「中長期的には、中国の輸入増加率が高い分野において韓国の供給能力を育てなければならない」と提言した。


 
 
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