ASMLのQ2実績、利益急増…EUV装置など販売好調

半導体

ASMLのQ2実績、利益急増…EUV装置など販売好調

世界唯一の極紫外線(EUV)露光装備メーカーであるオランダのASMLが、今年第2四半期に直前四半期比2倍の純利益を記録し好調を見せている。

ソウル経済紙は15日、「サムスン電子と台湾のTSMC間のファウンドリー(半導体委託生産)の超微細化競争のため、ASMLの利益が急増している。 サムスン電子が2030年にファウンドリーをはじめシステム半導体市場でトップに躍り出すと公言したため、ASMLの売上上昇の勢いは今後も続く見通し」であると報じた。
 
(参考記事:「調査会社「サムスンファウンドリがTSMCとのシェア差縮小」と予想」)
(参考記事:「TSMCとサムスン電子に続きグローバルファウンドリーズも大規模投資か?」)
(参考記事:「ASMLのQ1営業利益、前年同期比28%上昇」)
 
ASMLは15日、今年第2四半期の実績を発表し、売上が33億2,600万ユーロ(約4059億円)、純利益が7億5,100万ユーロ(約916億5046万円)を記録したと明らかにした。 売上は直前四半期の24億4,100万ユーロ(約2979億円)比で36%、純利益は直前四半期の3億9,100万ユーロ(約477億1632万円)比92%それぞれ増加した。 前年同期と比べても、売上と営業利益がそれぞれ30%と57%ずつ増え、業績上昇の勢いが目立つ。

ソウル経済紙は、売上増の要因がEUV装備によるものであると分析。「ファウンドリー企業の間では1台当たり2,000億ウォン(約178億円)水準のEUV装備の確保が必須」であるとし、「従来のフッ化アルゴン(ArF)基盤の露光装備では、微細工程の水準を7ナノ工程以下に高度化することができない。 このため、グローバルファウンドリーなど主要ファウンドリー事業者は、費用負担を理由に超微細工程市場への進出放棄を宣言したりもした」と伝えた。

同紙はまた、「ASMLは今年第2四半期に9台のEUV装備を出荷しており、3台のEUV装備の予約を受け付けるなど、製品の需要が堅調」であり、「サムスン電子は、DRAMのようなメモリー半導体の生産にもEUV工程の適用を拡大する計画であり、ASMLの業績上昇の勢いは続く見通しだ。 SKハイニクスもEUV装備の導入を検討中」であると伝えた。

ピーター・ベニンクASML最高経営者(CEO)はこの日、業績発表の場において、「今回の収益改善はEUV装備収益向上の他にDUV(深紫外線)装備の効率的販売のおかげ」とし、「ただ、新型コロナウイルス感染症の拡大傾向が続いているだけに、関連状況を見守っている」と明らかにした。
 
(写真:ASMLのEUV装置=ASMLウェブサイト)
 


 
 
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