韓国のバッテリー企業、EV用「コバルトフリー正極材」を開発・商用化

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韓国のバッテリー企業、EV用「コバルトフリー正極材」を開発・商用化

韓国の二次電池メーカーである、トップバッテリー(TopBattery)社がコバルトを使用しない商用「5V級コバルトフリー正極材」の開発に世界で初めて成功したと発表した。電子新聞(etnews)などが報じた。
 
(参考記事:「中国企業が「コバルトフリー」EV電池発表 韓国技術者が関与か?」)
(参考記事:「SKイノベーションがRMIに加入。コバルトの倫理的購入義務など負う」)
 
韓国の二次電池メーカー、トップバッテリー社はコバルトを全く使用しない上に、価格競争力と高エネルギー密度、安全性を揃えた「マンガン系5V級高電圧正極活物質」の開発を完了し、バッテリーセルメーカーのユーロセル(EUROCELL)と供給契約を結んだことを19日に明らかにした。ユーロセルは年末から同素材を活用したバッテリーを配達用電気スクーターに搭載する予定であるという。

電子新聞によると、トップバッテリーは、5V級マンガン系スピネル(Spinel、MgAl2O4)構造技術で低価格であるマンガンの比重を75%まで引き上げ、ニッケルの比重を25%にしたという。

同紙によると、韓国ソジョン大学のパク・チョルワン教授は「マンガン・ニッケル基盤の5V級スピネルはこれまで理論上の存在だった次世代高電圧活物質であり、直並列回路が多い電気自動車などの大容量バッテリーに適合する」とし、「高電圧用電解質及び添加剤などと組み合わせることでコバルトフリー、低ニッケル系活物質として高い競争力を持つはずだ」と述べたという。

トップバッテリーのノ・ファンジンCEOは「トップバッテリーは昔、15分で充電・放電ができる3世代リン酸鉄リチウム電池を開発して以来、コバルトフリー高用量正極材の開発に集中した結果、世界で初めて5V級マンガン系正極材を開発し、供給契約まで結んだ」とし、「ユーロセルとの間で信頼ある供給実績を積み重ね、国内外バッテリーセルメーカーに供給先を拡大していく」と述べた。

コバルトは希少金属であるため、業界ではコバルトの使用量を減らした電気自動車バッテリーの開発が進められてきた。


 
 
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