新型コロナウイルスの影響で「巣ごもり」需要が増えた結果、ゲーム用カーブドモニターの販売量が20%以上の成長を示すという見通しが出た。
市場調査会社トレンドフォースは16日、ゲームの需要増と、サムスン電子による攻撃的なプロモーションにより、今年、カーブドゲームモニターの出荷量が前年比24%増となる1,286万台に達すると予想した。韓国各紙も報じた。
(参考記事:「サムスンが新型ゲーミングディスプレイ「Odyssey G9」を発売」)
カーブドゲームモニターは、モニターがユーザーを囲むように湾曲したモニターであり、観る側にとって没入感が高いのが特徴である。
トレンドフォース分析によると、今年のメーカー別の同モニター出荷台数は、サムスン電子が1位、AOC /フィリップスが2位、高級モニターに集中するMSIが3位であるという。トレンドフォースは今年カーブドモニター市場でこれらの上位3社のシェアが70%に迫ると予想した。
サムスン電子が先月発売したカーブドゲーミングモニター「オデッセイ(Odyssey)G9」は、QLEDディスプレイが適用され、49型サイズのデュアルQHD(5120×1440)の解像度をサポートする。
一方で、トランスフォースは、サムスンディスプレイが来年からLCD(液晶表示装置)事業から撤退することにより、カーブドモニターのサプライチェーンにも影響が出ると分析。
来年、サムスンディスプレイがカーブドディスプレイパネルの供給を大幅に縮小する可能性についても言及した。